2015年09月15日 07時30分

子どもの「習い事費用」はこうして節約! 無駄を抑える3つの方法

“子どもにいろんな経験をさせたい!” 今回は「習い事」の無駄を抑える方法を紹介 [拡大する]

“子どもにいろんな経験をさせたい!” 今回は「習い事」の無駄を抑える方法を紹介

 「子どもがやりたいことはなるべくやらせてあげたい」と思うのが親の常。そうしたことから、さまざまな習いごとやスポーツを経験させている家庭は多いだろう。子ども時代の経験は、将来的にその道に進まなくても、大人になってからまたは大人になる過程で役に立つ可能性があり、人生を豊かにするかもしれない。何かに打ち込んだ経験が、その後の人格形成によい影響を与えることもあるだろう。

 とはいえ、こうした習い事やスポーツには、月謝などの費用がかかるもの。内容や数によっては、これらの費用は家計の大きな負担となるのも事実だ。我が子のために「多少家計の負担があっても…」と考えがちだが、子どもが低学年ぐらいまでの時期は、長い子育て期間の中でも比較的“お金のかからない時期”であり、将来の進学などに備えてお金を貯めるべき時期だということを把握しておくのも大事だろう。もし、習いごとのために、将来の教育費が貯められないのであれば、少し節約をすることをおすすめしたい。

 そこで今回は、子どもの習いごとやスポーツにかかるお金を無理なく節約する方法を紹介していく。

■習いごとの予算を先に決める

 習いごとやスポーツにかかる費用を上手に節約するためには、「年間いくらまで使ってもいいか」という予算を先に決めてしまい、その額に収まるように厳選するのがおすすめだ。

 子どもの興味や向き不向きがわからず、始めから厳選するのが難しいということであれば、いくつかの習いごとを3ヶ月程度試してみて、向いているものは継続し、あまり向いていないものは継続しない、といった具合に選別してみるのもいいだろう。

 数を厳選してみたものの、それでも予算オーバーしてしまう場合は、月謝がリーズナブル、臨時の出費(発表会や遠征の費用など)が少ない、といった基準である程度出費を抑えやすい教室や団体を探してみることも検討してみよう。たとえば、ピアノなど楽器の習いごとの場合、発表会などのイベント参加が必須で、費用や衣装代に高額な出費がかかる教室もあれば、イベント参加が自由で、原則は月謝しかかからない教室もある。通い始める前に、臨時出費をチェックし、比較してみることも考えた方がいいだろう。

■家庭の教育方針に合わせて選ぶ

 就学前の子どもの習いごと選びの理由で、ありがちなのが「仲良しのママ友に誘われたから」、「ウチだけ通わせないのは嫌だから」といったもの。周りに合わせてなんとなく通わせているという習いごとはないだろうか。

 習いごと選びは、子どもの興味や希望、家庭の教育方針に合わせて、主体的に選ぶことを考えたい。友達付き合いと習いごと選びは、区別して考えるのがいいだろう。さらに、ママ友との付き合いで通わせている場合、子どもが活動している間の待ち時間にお茶や食事に出かけ、余計な出費を増やしてしまうこともあるだろう。交際費の増加にもつながるので注意が必要だ。

 習いごとを主体的に選ぶには、情報収集が欠かせない。その際、身近なママ友からの情報、近所での評判は有益だが、サイト上の情報もある程度参考になるはず。幅広く情報を集めて、視野を広げて考えることで、費用の相場が見えてくるし、客観的な比較もできる。大手から個人教室まで調べてみて、メリット・デメリットを知った上で、お子さんにふさわしいものを選ぶといいだろう。

■お下がりやリースの利用も検討

 習いごとやスポーツを始めるにあたって、衣類や道具、楽器など習う前に購入しなければならないものがあって、予想外にお金がかかる場合もある。こうした場合、新品を揃えることにこだわらず、友人や知人からお下がりを譲ってもらうのも一つの手だ。入会する前に担当の先生などに相談してみると、情報を入手することができる。

 また、高価な楽器などの場合は、リースやレンタルができることも。継続できるかどうかわからないのに、高いものを買うことがためらわれる場合には、こうした方法も検討してみるといいだろう。長く続けられそうだとわかってから、新品を購入しても遅くはない。


 習いごとやスポーツにお金をかけ過ぎて、大学などの進学時に費用が足りなくなってしまったら本末転倒だ。家計にも子どもにも負担をかけ過ぎない範囲で楽しく続けられる方法を早めに考えておくとよいだろう。

(記事/川口沙織)

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