ネット銀行の賢い選び方

  • ネット銀行の賢い選び方

 高金利・手数料無料など様々なメリットがあるネット銀行。コンビニのATMで引き出せる銀行も登場し、さらに利便性が高まっています。貯蓄型もあれば、投資型もあるなど、ネット銀行も多様化の時代に突入。数ある選択肢の中からどのように選べばよいのでしょうか。今回はネット銀行の賢い選び方についてご紹介します。

金利で選ぶ

 近年、店舗型の銀行からネット銀行に移行する方が増えています。最も魅力なのは「金利が高い」ということ。ネット銀行はインターネット上で運営しているため、店舗のコストを抑えることに成功。そのぶん金利を高く設定できるのです。
 店舗型銀行の普通預金金利が0.02%前後であるのに対し、ネット銀行では0.10%前後。圧倒的な利率を誇ります。中長期の貯蓄・投資を行うならばネット銀行がお勧めです。
 もちろん店舗によって金利が異なるので比較は欠かせません。しかし、高ければ良いというものではないので注意してください。たとえ金利が高くてもATMが少なければ普段使いには不自由です。貯蓄・投資など頻繁に口座から出さない場合は金利を重視すべきですが、財布代わりに使う場合は金利よりもATMの数や場所のほうが重要です。
 確かに金利は重要ですが、あくまで一つの要素に過ぎません。自分のスタイルに合ったネット銀行を見つけましょう。

銀行の信用性で選ぶ

 銀行は信用第一。信用性が高ければ安心してお金を預けられますし、困ったときには強力なサポートを受けることができます。信用性とは銀行の質そのものであり、金利と並んで重要な要素のひとつです。
 ネット銀行はサービスが開始されてからまだ間もないビジネスですが、上場している大企業の子会社が参入しているケースが多々あります。そのような企業は資本だけではなくサポート体制も整っているため、高品質なサービスを受けられます。
 企業の信用性は第三者機関による格付けを参考にしましょう。世界的な格付け企業であるスタンダード&プアーズやムーディーズ、日本では日本格付研究所が有名です。またネットによるランキングや口コミも重要。デマもあるので盲信はできませんが、参考にはなるでしょう。

セキュリティシステムで選ぶ

 ネット銀行はオンライン上で簡単に取引できるのが魅力的。しかし、ID・パスワードの流出による、なりすまし詐欺が起こっているのも事実です。各ネット銀行はこれを防ぐために様々なセキュリティ対策を行っています。
 期間限定のパスワードを生成するトークンを使用することで個人情報が流出しても悪用されることを防いだり、スマートフォンと連動することで不正な遠隔操作を防ぐなど、安心・安全に利用するために様々な工夫がされています。
 セキュリティソフトを入れるなどして自衛するのはもちろんですが、銀行側の努力があることで、より被害を少なくすることができます。金利やプランだけではなく「この銀行なら安心して預けられる」と思えるようなところを選びましょう。
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