ネット定期預金を中途解約したらどうなるの?
ただし、注意したいのが「利子」です。預貯金では預けた期間に応じて利子が付きますが、どれくらいの利子がつくかは、満期まで預けた場合と中途解約した場合で違ってきます。
例えば、ネット銀行の大手である住信SBIネット銀行を例にすると、実際の預入期間から1年未満の場合は10%の中途解約利率となり、1年以上2年未満は20%、2年以上3年未満は30%と、1年で10%あがるように設定されています。
もう一つ楽天銀行を例にすると、2004年の改定によって預入の開始日で中途解約利率が変わってきます。定期預金の預入日が2004年11月13日以前の場合は、1年未満は10%の解約利率となり、1年以上7年未満は20%となります。2004年11月13日以降の場合は、1年未満は5%、1年以上3年未満は10%、3年以上5年未満は15%と2年置きに5%あがるように設定されています。
このようにネット銀行によって中途解約利率や詳細は異なるので注意してください。
また、預金のタイプには「仕組み預金」といって金融商品を組み込んだタイプもあります。こちらは定期預金よりも金利が高いことがメリットですが、原則として中途解約できません。もし中途解約することになっても元本割れになるリスクもあります。
定期預金は中途解約してしまうと利率は下がってしまう可能性がありますが、元本に加えて利子を受け取れることはメリットだと言えるでしょう。