ネット銀行を利用した株式投資

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 資産形成や資産運用のために株式投資を行う個人投資家が増えています。株取引には決済口座が必要ですが、インターネットで手軽に決済ができるというメリットを生かして、ネット銀行に決済口座を設ける人も多いようです。
 ネット銀行を株式投資に利用する際のメリットについて、まとめてご紹介しておきましょう。

NISA(ニーサ 少額投資非課税制度)について

 NISAとは、2014年1月1日に導入された個人投資家のための税制優遇制度です。毎年100万円の非課税投資枠が設定され、株式投資信託・上場株式等の配当・譲渡益などが最長5年間非課税になるという特徴があります。
 NISAを利用するためには、NISA用の口座を開設する必要があります。日本に住む20歳以上の人なら誰でも開設できますが、すべての金融機関中ひとり1口座しか開設することができず、一度開設すると4年間は他の金融機関に口座を移すことができません。

証券口座と銀行口座

 株式投資を始めるためには、証券会社に口座を設けなくてはなりません。これが、銀行口座とは性質が異なる「証券口座」と呼ばれる口座です。証券口座には、自分が購入した株を預けておくこともできます。もちろん現金の預入れ・払戻しも可能ですが、振込や公共料金の自動引き落としなどには対応していません。ちなみに、証券口座に預けたお金はMRFという投資信託で運用され、銀行の普通預金と同程度の金利がつきます。
 証券口座にお金の出し入れをするには、証券口座を開設する時に指定した銀行口座を通じて入出金依頼をします。このため、証券口座と銀行口座は連動性が高い(入出金がリアルタイムでスムーズ、手数料が安いなど)方が便利で、多くのネット銀行は特定の証券会社と提携して証券口座開設などのサービスを提供しています。

証券会社とネット銀行の提携

 具体的に、証券会社とネット銀行がどのように提携しているのかを見てみましょう。
たとえばSBC証券と関わりの深い住信SBI銀行の場合、住信SBI銀行がSBI証券の口座開設をサポートし、SBI証券の取扱う各種金融商品の案内(金融商品仲介)を行います。なお、住信SBI銀行の場合は「SBIハイブリッド預金」という、証券口座と特に連携性が強い口座を提供しており、SBI 証券での現物取引の買付代金や、信用取引における必要保証金・現引可能額に充当できるといったサービスを行っています。
 このように、多くのネット銀行は特定の証券会社と提携しています。たとえば新生銀行は楽天証券と提携して、預金や取引状況に応じてATM引出手数料や他行宛振込手数料を無料にするといった「新生ステップアッププログラム」を提供していますし、三菱東京UFJ銀行のように、三菱UFJモルガン・スタンレー証券とカブドットコム証券の2社と提携して金融商品仲介を行っている例もあります(両社ともUFJ系列)。

投資に便利なツールやサービスの提供

 ネット銀行によっては、証券口座との連携性の高さや金融商品仲介のほか、個人投資家が投資の判断をするために便利なツール・サービスを提供しているところもあります。
 たとえばソニー銀行はマネックス証券と提携しており、マーケットやニュースを素早くチェックできるトレーディングツールや分析ツール、市場レポートなどをユーザーに提供しています。

 ネット銀行を通じて証券会社に口座をつくり、トレーディングツールや分析ツールを駆使してリアルタイムに資金を運用。気分はちょっとしたトレーダーといったところでしょうか。
 「個人投資家を目指したい」という方は、ネット銀行のNISAや金融商品仲介サービスについて調べてみるのもいいかもしれません。
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