2015年06月03日 08時30分

ボーナスがさらにお得に! 何倍にも活かす「貯め方」とは?

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ボーナスをよりオトクに活かす「貯め方」は?

 いよいよボーナスシーズン。「何に使おうかな」と楽しみにしつつ、「でも、少しは貯めた方がいいかな」と思っている人も多いはず。そこで今回は、ボーナスをどう貯めたら、さらにお得になるかを紹介する。

 まず、ボーナスは、手取りの半分もしくは3分の2を必ず貯めるように意識することが大事。そもそも、業績や成績によって減額されたり、出なくなったりするのがボーナス。貯蓄分を“最初からなかったもの”と考えれば、十分貯められるはず。貯蓄の残りを“ボーナス”と思うようにしたいところだ。

 もし、ボーナスが年間で100万円ある人は、そのうちの半分を貯めれば50万円、3分の2を貯めれば70万円近くの貯蓄になる。この金額を月々の給料から貯めようと思ったら、毎月4万円〜6万円ほどの貯蓄が必要だ。ボーナスであれば、一気にまとまった金額を貯められるので、大きなチャンスと言えるだろう。

■金利10倍も! ネット銀行の「ボーナスキャンペーン」を狙う

 では、ボーナスの貯蓄はどこに貯めたらいいのか。オススメは、ネット銀行や地方銀行のネット支店などの定期預金だ。それも、ボーナスシーズンの金利アップキャペーンを活用しよう。

 ネット銀行の定期預金は、メガバンクに比べてもともと金利が高い。それだけでも貯蓄する価値はあるが、ボーナスシーズンでは、さらに金利アップキャンペーンを実施するケースが多く、さらにお得になる。

 メガバンクなら1年ものの定期預金の金利は0.025%程度。だが、例えば、楽天銀行の夏のボーナスキャンペーン(2015年7月31日預け入れ分まで)で、1年ものの定期預金の金利は0.25%。金利はまさに10倍だ。1年と長期でなくても、じぶん銀行では3ヶ月の定期預金で、0.20%とお得な金利に提供している。

 一般的に、メガバンクやゆうちょ銀行、地方銀行などを給与振込口座にしている人は多いが、金利が10倍も違うのだから、“貯蓄専用”の口座を開設しない手はないだろう。さらに、ネット銀行の中には、振込手数料が無料のところもある。加えて「使う口座」と「貯める口座」とに区別できるので、より貯まりやすくなるはずだ。

■ネット証券などで「個人向け国債」を利用する手も!

 ボーナスを活用するそのほかの方法として、“個人向け国債”を購入する手もある。個人向け国債には、固定5年や固定3年という固定金利もあるが、現在は超低金利の時期なので、「変動10年」という変動金利の10年ものがいいだろう。金利は「0.28%」(税引き前。発行日2015年6月15日の第62回債の場合)と非常に高い。さらに、半年ごとに市場の金利の動きにあわせて金利が見直されるため、今後物価が上がるとともに金利が上昇した場合でも、それにあわせて金利が上がるというメリットがある。

 ただし、個人向け国債の変動10年は、原則的に1年以内の中途換金はできない。1年を経過してから中途換金をする場合は、直近2回分の税引き前利子相当額×0.79685の解約手数料が引かれるが、元本割れをすることはない。今後、5年程度は使わないというお金で購入するのが適しているだろう。

 個人向け国債は、銀行やネット証券、証券会社、信用金庫などで毎月発行され、1万円から購入できる。金融機関によっては、口座管理手数料がかかるところがあるので、手数料がかからないところで購入したい。また、「ネット証券」などを中心に、購入額に応じてキャッシュバックキャンペーンなどが行われることが多いので、ぜひチェックしておこう。

 ボーナスが出る人は、全部使い切ってしまったり、普通預金口座に入れたままにしてはもったいない。ぜひ、計画的に貯めて、使うようにしたいものだ。

(ライター:西山美紀)

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