2017年04月02日 10時30分

白バイ隊員が推奨する「バイクの正しい乗車姿勢」

正しい姿勢で乗車する警視庁女性白バイ隊員 [拡大する]

正しい姿勢で乗車する警視庁女性白バイ隊員

 今月6日より『平成29年春の全国交通安全運動』がスタートする。そこで今回は、東京ビッグサイト(東京・江東区)にて開催された『第44回 東京モータサイクルショー』内イベントにて、警視庁女性白バイ隊員が推奨していた“バイクの正しい乗車姿勢”に大切な、7つのポイントを紹介。バイクは自動車に比べて周囲に自分の身体を保護してくれる部分が少ないので、正しい姿勢で乗車することが重要だ。

【1】目
 目から入る情報はとても大事。しっかりと周りを確認できるように広い視野を保つこと。特に初心者は、手元の操作や目の前の路面が気になり、つい近くを見てしまいがち。できるだけ目線を遠くに置き、全体が見渡せるようにしよう。

【2】肩
 力が入っていると、ハンドル操作がしにくくなる。肩を上げてスッと下げ、力を抜いた自然な状態を保つようにしよう。

【3】肘
 肘は、前輪からの衝撃を吸収するバネのような役割を果たしてくれるので、張り過ぎたり、伸ばしすぎたり、曲げすぎてもいけない。ハンドル操作がしやすくなるように、少し曲がるくらいの、ゆとりを持った位置にしておこう。

【4】手
 ハンドルを握る角度は、グリップの中央を軽く握る。手首を極度に曲げ過ぎないようにしよう。

【5】腰
 ステップに立ち、スッと腰を下ろしたところが良いシートポジションとなる。身体の大きさやバイクの形によっても変わってくるので、ハンドルを持ったときに無理がなく操作がしやすい場所を探ってみよう。

【6】膝
 ガソリンタンクを両膝で挟んで締め付ける“ニーグリップ”の状態にすること。ニーグリップは、車の“シートベルト”のような役割をしてくれるのでとても重要。アクセルやブレーキをかけたとき、カーブや低速で走っているときは、バランスが不安定になりやすい。そういうときこそ、しっかりと膝を締めるようにしよう。

 スクータータイプのようにタンクが中央に無い場合は、つま先を内側に向けて膝を少し内側にすることでニーグリップと同じように車体が安定するので、オススメ。

【7】足
 ステップの中央に土踏まずを乗せること。ステップにつま先や踵だけを付けるような乗車は危ないので止めよう。また、つま先が外に向いていると、膝のニーグリップがしにくくなるので、車体と平行、またはやや内側にむけるようにステップに置くこと。

 正しい姿勢で乗車することは、突如として訪れる危険なケースにも迅速な対応をすることにもつながる。良い乗車姿勢で、安全で楽しいバイクライフを過ごそう。

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