2016年03月01日 09時40分

渋滞時「バイクのすり抜け」に要注意! ライダー重傷の事故事例を紹介

バイクの”すり抜け”は大変危険。渋滞時は特に注意しよう [拡大する]

バイクの”すり抜け”は大変危険。渋滞時は特に注意しよう

 渋滞時は交通事故が起きやすい。焦る気持ちが高まるせいか、周囲の確認を怠ったり、よそ見運転をする運転者が少なくないのも理由のひとつだろう。実際、過去には渋滞中のドライバーの確認不足が原因で車とバイクが衝突し、重傷者がでた事故も発生している。詳しく紹介しよう。

<事故内容>
 あるタクシーが、信号機のない交差点を右折しようとして、対向車線の渋滞解消を待っていた。すると、対向車線にいた車両の運転手が合図をし、道を譲ってくれた。そこで右折したが、対向車線を直進してきたバイクと衝突し、ライダーに重傷を負わせた。

<事故原因>
 この事故の原因は、タクシー運転手が道を譲られた際に対向車線の状況を確認しないまま右折したことだ。道を譲ってもらったことで、タクシー運転手には「早く行かなければ」と焦る気持ちがあったかもしれない。だが、安全確認は徹底すべきだった。

 「バイクの存在などない」と思い込み、右折を開始した“だろう運転”にも問題がある。たとえ道を譲られたとしても、「死角にほかの車両や歩行者がいるかもしれない」と想定して運転するべきなのだ。今回紹介したような事故は残念ながら遭遇しやすいが、思い込みをなくして、どんなときでも慎重に運転すれば防ぐことができるだろう。

 交通事故を起こした場合、加害者は被害者の損害を賠償しなければならない。自車を破損していれば修理代なども必要になるため、自動車保険が頼りになるだろう。万が一のためにも、補償は厚くしておいて損はないはずだ。

参照:国土交通省 関東運輸局HP
文:ロックスター

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