バイクの初期費用はどのくらい?購入予算の目安を解説

バイクの初期費用はどのくらい?購入予算の目安を解説

バイクを購入するにあたって、どの程度の予算を考えておけばいいのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

バイクの購入時には、車両本体価格以外にも、さまざまな費用がかかります。実際の金額が予算をオーバーしてしまうことのないように、事前に費用を把握しておくことが大切です。

ここでは、バイクの購入にかかる初期費用の内訳と、実際にかかる金額の目安を解説します。

mokuji目次

  1. バイクは車両本体価格だけでは買えない
    1. バイクの購入時にかかる初期費用
    2. 整備手数料
    3. 登録手数料
    4. 軽自動車税・自動車重量税
    5. 自賠責保険
    6. その他の費用
  2. バイクの購入にかかる初期費用の目安
  3. バイク購入時にかかる初期費用を把握した上で予算を設定しよう

バイクは車両本体価格だけでは買えない

バイク 初期費用

バイクショップの店頭に表示されている価格や、メーカーの公式サイトなどで紹介されている価格は、バイクの「車両本体価格」です。

実際、バイクを購入する際には、車両本体価格以外にも、ナンバープレートの発行にかかる費用や整備費用、税金など、さまざまな「納車費用」がかかります。

バイクの車両本体価格と納車費用をあわせた初期費用は「乗り出し価格」ともいい、バイクが公道を走れる状態にするための必要な総額となっています。

バイク購入のための予算を検討する際には、車両本体価格だけでなく、納車費用を加えた初期費用を想定しておかなければなりません。

バイクの購入時にかかる初期費用

バイクの購入時にかかる初期費用

バイクの購入時にかかる初期費用として、車両本体価格以外に、整備手数料登録手数料自動車重量税自賠責保険の保険料などがかかります。それぞれの費用がどういうものか、詳しく見ていきましょう。

整備手数料

売約済みとなったバイクは、納車日までに各種点検や整備が実施されますが、この点検・整備にかかる費用が整備手数料(納車整備費)になります。

具体的な整備内容としては、液類(エンジンオイルやクーラント)の補充バッテリーの点検、タイヤやブレーキパッドなどの消耗品類の交換が挙げられます。

これらは、バイクで公道を走るために必要な工程であり、メーカーの保証を適用するためにも欠かせない整備となるため、どのバイクショップで購入した場合にも整備手数料がかかるのが一般的です。

なお、実施する整備の内容や手数料の設定はバイクショップごとに異なるため、購入前に確認しておきましょう。

登録手数料

ナンバープレートの登録手続きにかかる費用が、登録手数料です。

登録手続きは排気量125cc以下のバイクであれば市区町村の役所、125cc超のバイクであれば陸運局(運輸支局)にて行えますが、特に陸運局に関しては平日の日中に出向かなければなりません。

自分で行くのが難しい場合には、バイクショップに依頼をすることで登録手続きを代行してもらえます。

軽自動車税・自動車重量税

バイク関連の税金には、軽自動車税と自動車重量税の2つがあります。

事業用ではない自家用車において、排気量別の軽自動車税・自動車重量税は、下記のとおりです。

■排気量別・バイクの税金の税額

種類

排気量

登録後年数

軽自動車税(年間)

自動車重量税(年間)

原動機付自転車(第一種)

50cc以下

-

2,000円

0円

原動機付自転車(第二種)

50cc超90cc以下

-

2,000円

0円

原動機付自転車(第二種)

90cc超125cc以下

-

2,400円

0円

二輪軽自動車

125cc超250cc以下

-

3,600円

4,900円
(新規登録時のみ)

二輪小型自動車

250cc超400cc以下

12年まで
13年〜17年
18年以上

6,000円

1,900円
2,300円
2,500円

二輪小型自動車

400cc超

12年まで
13年〜17年
18年以上

6,000円

1,900円
2,300円
2,500円

※渋谷区「軽自動車税(種別税)とは
※国土交通省「2023年5月1日からの自動車重量税の税額表

軽自動車税については、毎年4月1日時点でのバイク所有者に課税されて、納税通知書が送付されるため、購入時に支払う金額はありません。

また、購入するバイクが排気量125cc超であれば、購入時に自動車重量税がかかります。125cc超250cc以下のバイクの場合、自動車重量税は新規登録時のみ必要で、4,900円です。

250cc超のバイクは自動車重量税が毎年発生し、新車購入時は、初回の車検までの3年分を納めることになります。ちなみに、以降の車検のタイミングで、毎回2年分を納めていきます。

中古車の場合は、旧所有者がすでに次の車検までの自動車重量税を支払っている場合は有効となり、重ねて支払う必要はありません。

バイクにかかる税金の種類は?排気量別の税額や支払い時期も解説

自賠責保険

自賠責保険とは、バイクや車で公道を走るすべての人が加入しなければならない保険です。加入が義務付けられていることから、強制保険とも呼ばれています。

保険料は国が定めているため、保険会社や販売店によって保険料が変わることはありません。

通常はバイクを購入する際に、自賠責保険料も同時に納めます。自賠責保険の保険料は、下記のとおりです。

■バイクの自賠責保険の保険料

125cc以下

125cc超〜250t以下

250t超

12か月契約
6,910円

12か月契約
7,100円

12か月契約
7,010円

24か月契約
8,560円

24か月契約
8,920円

24か月契約
8,760円

36か月契約
1万170円

36月契約
1万710円

36か月契約
1万490円

48か月契約
1万1,760円

48か月契約
1万2,470円

48か月契約
-

60か月契約
1万3,310円

60か月契約
1万4,200円

60か月契約
-

※国土交通省 自賠責保険・共済ポータルサイト「自賠責保険・共済に加入するには

自賠責保険は、契約期間が長いほど1年あたりの保険料が割安になります。

そのため、車検が義務付けられている250cc超のバイクについては、次回の車検までの期間にあわせて自賠責保険を契約し、車検時に更新することが一般的です。

車検と同じ時期にしておけば、自賠責保険の更新を忘れてしまう事態も防げます。

バイク保険、自賠責保険の保険料の相場は?

その他の費用

バイク購入時にかかるそのほかの費用としては、カスタム費用バイク保険(任意保険)の保険料防犯登録料などが挙げられます。

カスタム費用に関しては、購入するバイクの車種や年式のほか、購入者のこだわりによってさまざまです。

また、バイク保険は、自賠責保険ではカバーできない分の補償に備える任意保険です。

特に、人身事故など大きな事故を起こしてしまった場合、バイクの所有者に高額の損害賠償金が発生するおそれがあります。万が一のことを考え、自賠責保険とあわせて加入しておくことをおすすめします。

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バイクの購入にかかる初期費用の目安

バイク購入時には、車両本体価格以外にもさまざまな費用がかかります。整備手数料・登録手数料・税金・保険・そのほかの費用をあわせると、目安として車両本体価格に3万〜7万円程度プラスされると考えておくといいでしょう。

ただし、加入するバイク保険の内容やバイクのカスタムなどによって、費用は変動します。

実際にいくらかかるのか、バイクショップに見積もりを出してもらうなどして、事前に確認しておくことが大切です。

バイク購入時にかかる初期費用を把握した上で予算を設定しよう

バイクを購入する際には、車両本体価格以外にさまざまな初期費用がかかります。予算をオーバーしてしまわないように、どのような費用がかかるのか把握しておくことが大切です。

また、バイク保険の契約内容や、整備・カスタムの内容によって初期費用が変わることがあります。バイク保険の内容は保険会社やWebサイトなどで確認してから契約を行い、整備・カスタムの内容はバイクショップで確認をしてから注文するようにしましょう。

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