2012年12月28日 10時00分

日本人の住宅意識に変化 新築へのこだわり薄まる?

リノベーションなど「中古物件」にも注目高まる!? 住宅意識の変化とは? [拡大する]

リノベーションなど「中古物件」にも注目高まる!? 住宅意識の変化とは?

 平成24年度からの消費税増税にともない、その前に大型家電や車、住宅など金額の高い買い物を検討する人も多いのでは? 先ごろオウチーノ総研が発表した『日本人の住宅意識』に関するアンケート調査では、「中古住宅」取引が主体の欧米とは対照的に「新築」ニーズが高かった日本人の住宅意識に変化が読み取れた。
 
 同調査は20歳以上の男女1117人を対象に実施。まず『あなたが家を買う時、「新築」または「中古」にこだわりますか?』との設問では51.0%が「新築にこだわる」、5.2%が「中古にこだわる」、43.8%が「どちらにもこだわらない」と回答した。

 【新築〜】を挙げた人は「自分好みの家に住みたい」を筆頭に、「新しい方がいい」、「誰かが住んだ家は嫌」など。一方、【中古〜】にこだわる理由では「価格」が1位だった。3つ目の選択肢【こだわりなし】については、新築か否かよりも立地、環境、間取りや価格面の条件を重視する人が多い。「新築、中古のどちらにこだわるか」という設問だけをみると、圧倒的に新築支持者が多いようにみえるが、実は中古も選択肢に入れている人は意外に多い。これまでニーズが高いとされてきた新築へのこだわりが薄まりつつあるようだ。

 このほか家を買う際の「最も重視するポイント」や「絶対に必要な設備」についても設問があり、最重視は1位【日照や風通しの良さ】、2位【間取り】、3位【周辺環境】。必要な設備については1位【インターネット】、2位【防犯性の高い鍵(ディンプルキー、カードキーなど)】、3位【TVモニタ付きインターホン】と、こちらは防犯意識の高まりがうかがえる結果となった。

≪調査概要≫
有効回答:20才以上の男女1117名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2012年11月9日(金)〜11月13日(火)の5日間

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