2012年02月27日 18時07分

日産自動車、新設計技術を導入 主要部品ユニットを共有化

 日産自動車は27日、新世代車両設計技術『日産CMF』を2013年以降発売する新型車の車両開発に導入すると発表した。同技術はモジュール式を進化させたもので、主要な部品ユニットを共有化し、それらのモジュールの組み合わせを変えて製品を設計。ユニットを共有化することで、コスト削減や大量生産、幅広い車種への新技術導入が可能になる。

 同社が「車両の商品力が飛躍的に向上し、大幅な販売増に貢献することが見込まれる」としている『日産CMF』は、車両構成をエンジンコンパートメント、コックピット、フロントアンダーボディ、リヤアンダーボディを4つのモジュールとし、電子部品をまとめる電子アーキテクチャーを加えて、それぞれのモジュールに適切なバリエーションを用意。これらモジュールの組み合わせを変えることで、小型車から大型車、また、SUVのような車高の高い車までを効率よく設計することができる。

 同社は「クラスを越えた共用化が可能となることで、コストの低減とともに、従来はともすればアッパークラスを中心に採用されていた魅力ある新技術を幅広いセグメントへの同時適用によりタイムリーに世界中のお客さまに提供する事が可能となる」としており、2016年までに90件の新技術を商品に採用していくとしている。

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