40代の自動車保険月額保険料の相場は?平均金額や保険料を安くする方法も解説

40代の自動車保険月額保険料の相場は?平均金額や保険料を安くする方法も解説

40代は運転経験が豊富で事故率も低く、自動車保険の保険料が最も安定しやすい年代といわれています。

しかし、車種や補償内容、等級、免許の種類などによって月額保険料には大きな差が生じるため、「月額の相場はいくら?」、「保険料をもっと安く抑えるにはどうすればいい?」と疑問を抱く方も多いでしょう。

本記事では、40代の自動車保険料の月額相場を中心に、年代別の比較や軽自動車・普通車での違い、さらに保険料を安く抑えるための工夫や見直しポイントまで詳しく解説します。

今の自動車保険を見直しを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
トータルマネーコンサルタント 新井智美

監修者トータルマネーコンサルタント 新井智美

マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。

mokuji目次

  1. 40代の自動車保険料の月額相場とは
    1. 40代の自動車保険の月額平均保険料
    2. 車両保険の有無による保険料の違い
    3. 他の年代と比較した40代の保険料相場
    4. 軽自動車と普通車の保険料相場の違い
  2. 40代の自動車保険料が安い理由
    1. 運転経験の豊富さと事故率の低さ
    2. 等級の進行による割引率の影響
    3. ゴールド免許保有者の多さ
    4. 運転者年齢条件特約の設定メリット
  3. 40代におすすめの自動車保険の選び方
    1. ダイレクト型と代理店型の保険料比較
    2. 補償内容と保険料のバランスの考慮
  4. 40代自動車保険料、さらに安くするポイント
    1. 補償内容の見直し
    2. 運転者の範囲と年齢条件の最適化
    3. 保険料支払い方法の工夫
    4. 各種割引制度の活用
  5. 40代のライフスタイルに合わせた自動車保険の見直しポイント
    1. 子どもが運転する場合の契約内容の変更点
    2. 1日自動車保険の活用
    3. 複数所有車の保険料を効率的に抑える方法
    4. ライフイベントに合わせた保険の見直しタイミング
  6. 自身に合った自動車保険を選択しよう

40代の自動車保険料の月額相場とは

40代の自動車保険料の月額相場とは

40代の自動車保険料は、運転経験の豊富さや事故率の低さから、他の年代と比較して比較的安くなる傾向があります。一方で、子どもが免許を取得し始める年代でもあるため、契約内容の見直しが必要になることも多いでしょう。

実際の保険料は、車両保険の有無や補償内容、保険会社によって大きく異なります。

また、軽自動車と普通車でも保険料に差が生じるため、自分に適した保険選びのためには相場を把握することが重要です。

40代の自動車保険の月額平均保険料

オリコン顧客満足度調査によると、自動車保険の40代の年間支払保険料(任意保険)のボリュームゾーンは3万円〜6万円未満となっています。
40代の年間支払保険料(任意保険)

年間保険料

割合

2万円未満

4.5%

2万〜3万円未満

7.8%

3万〜4万円未満

14.8%

4万〜5万円未満

11.7%

5万〜6万円未満

12.5%

6万〜7万円未満

9.4%

7万〜8万円未満

7.7%

8万〜9万円未満

6.5%

9万〜10万円未満

3.7%

10万〜15万円未満

8.1%

15万円以上

1.7%

※過去2年以内に自分が運転していて自動車保険を適用したことがあり、かつ自動車保険へ加入する際に選定に関与した1884歳のサービス利用者が対象

※調査期間は2024815日〜823

参考:40代の自動車保険の保険料相場はどのくらい?(オリコン顧客満足度調査)

この調査結果から計算すると、月額保険料の目安は約2,500円〜5,000円程度です。最も多い3万円〜4万円未満なら月額で約2,500円〜3,300円となり、多くの40代ドライバーがこの金額の範囲内で保険に加入していることがわかります。

車両保険の有無による保険料の違い

自動車保険料は、等級や車の使用目的、車種・型式、走行距離、運転免許証の色、補償される運転者の年齢など、さまざまな条件をもとに算出されます。

よって、「40代ならこの保険料」と一概に言うことはできませんが、保険会社等が公開している情報を見ると、40代の月額平均保険料は車両保険なしで3,000円〜4,000円程度車両保険ありの場合は5,000円〜6,000円程度が一般的な金額のようです。

車両保険には「一般型(オールリスク型)」と「エコノミー型(限定補償型)」があり、補償範囲と保険料が異なります。

保険料を抑えたい場合は、エコノミー型の選択や免責金額の設定を検討するとよいでしょう。免責金額を低く設定するほど保険料が高くなり、逆に免責金額を高くすると保険料が安くなります。

他の年代と比較した40代の保険料相場

他の年代と比較すると、40代の保険料相場の特徴が明確になります。オリコン顧客満足度調査の調査結果は以下の通りです。
年代別保険料相場

年齢

年間保険料の目安ボリュームゾーン

10代・20代

2万円〜5万円未満

30代

5万円〜6万円未満

40代

3万円〜6万円未満

50代

5万円〜6万円未満

60代以上

10万円〜15万円未満

※過去2年以内に自分が運転していて自動車保険を適用したことがあり、かつ自動車保険へ加入する際に選定に関与した1884歳のサービス利用者が対象

※調査期間は2024815日〜823

40代は30代や50代と似たような価格帯で、60代以上と比較すると大幅に安くなっています。これは、40代の事故率の低さと等級の進行が影響していると考えられます。

参考:
10・20代の自動車保険の保険料相場はどのくらい?(オリコン顧客満足度調査)
30代の自動車保険の保険料相場はどのくらい?(オリコン顧客満足度調査)
40代の自動車保険の保険料相場はどのくらい?(オリコン顧客満足度調査)
50代の自動車保険の保険料相場はどのくらい?(オリコン顧客満足度調査)
60代以上の自動車保険の保険料相場はどのくらい?(オリコン顧客満足度調査)

軽自動車と普通車の保険料相場の違い

軽自動車の保険料普通車と比較して安い傾向にあります。これは軽自動車が普通車よりも事故率が低いこと挙げられます。

また、軽自動車は車両重量が軽いため、事故時に相手に与える損害が少なく、1回の事故に対する保険金の支払額も低くなります。

さらに型式別料率クラスでも軽自動車は普通車より区分が少なく設定されており、これらの要因が組み合わさって保険料の安さにつながっています。

40代に限らず、自動車保険料を抑えたい場合は、軽自動車を選ぶのも選択の1つと言えるでしょう。

40代の自動車保険料が安い理由

40代の自動車保険料が安い理由

40代の自動車保険料は、他の年代と比較して安くなる傾向がありますが、これには運転技術の向上や長年の無事故運転による等級の上昇、免許証の色による割引など、複数の要因が影響しています。

また、年齢条件の設定によっても保険料を効果的に抑えることができるため、40代は保険料面で優遇される年代といえるでしょう。

運転経験の豊富さと事故率の低さ

40代のドライバーは長年の運転により技術が向上し、交通事故を起こす確率が減少する傾向にあります。

保険会社は契約者の年齢や事故リスクなどのさまざまな要素を分析して保険料を設定するため、事故を起こしにくいと判断されるドライバーほど、より安い保険料が適用されます。
運転歴が長くなると危険予測能力が向上し、冷静な判断ができるようになります。統計的にも40代の事故率は他の年代と比較して低く、この傾向が保険料の算出に反映されています。

一般原付以上運転者(第1当事者)の年齢層別免許保有者10万人当たり交通事故件数

参考:e-Stat「道路の交通に関する統計」(外部リンク)一般原付以上運転者(第1当事者)の法令違反別・年齢層別免許保有者10万人当たり交通事故件数 をもとに作成

等級の進行による割引率の影響

自動車保険には1等級から20等級までの等級制度があり、等級が高いほど保険料の割引率も高くなります。

新規契約時は6等級から始まり、1年間保険を使う事故を起こさなければ翌年度に1等級上がります。

40代では、20代のときに契約し、そこから無事故を続けて20等級などの高い等級に到達したという人も多くいるでしょう。20等級の割引率は63%割引と非常に大きく、結果として保険料が安くなるのです。

ゴールド免許保有者の多さ

自動車保険では、免許証の種類によって保険料に差が設けられており、ゴールド免許を持つドライバーには割引が適用されます。

40代のドライバーは運転期間が長いため、ゴールド免許を取得している人の割合が高く、これが保険料削減の一因となっています。

ゴールド免許は過去5年間無事故・無違反の証明であり、「優良運転者」として安全運転を続けている証拠として保険会社からも評価されます。
この実績により、保険料割引が適用され、家計負担の軽減につながります。

運転者年齢条件特約の設定メリット

運転者年齢条件特約には「全年齢補償」、「21歳以上補償」、「26歳以上補償」、「30歳以上補償」、「35歳以上補償」などの年齢区分があり、保険会社によって設定は異なります。

40代は、最も高い年齢区分で運転者年齢条件特約を設定できるため、運転者の範囲を限定することで保険料を安くできます。

年齢を限定することにより、若年層の事故リスクを除外でき、その分保険料が安くなります。家族構成に応じて適切な年齢条件を選択することで、効率的な保険料削減が可能です。

40代におすすめの自動車保険の選び方

40代におすすめの自動車保険の選び方

40代は子どもの進学、就職、独立など、ご自身と家族のライフスタイルが大きく変わる年代です。

自動車保険は一度加入したらそのままでいいわけではなく、ライフスタイルの変化に応じた契約内容の見直しが必要です。

同じ契約内容でも保険会社によって保険料は異なりますので、他の保険会社と比較しながら納得できる自動車保険を選びましょう。

ダイレクト型と代理店型の保険料比較

契約条件が同じでも、保険会社ごとに補償の詳細や料金設定は変わってきます。

ダイレクト型の自動車保険は、販売代理店への手数料といった中間費用を削減できるため、従来の代理店型保険と比較して保険料を抑えられることが一般的です。

40代は、子どもの教育費や就職による家族構成の変化など、生活環境が大きく変わる時期でもあります。このような節目のタイミングで保険の見直しを行い、ダイレクト型保険への切り替えを検討するのも有効な手段の1つです。

各社で独自の割引サービスを提供しており、割引率や適用される条件もそれぞれ異なりますので、自分の状況に最適な保険会社を比較検討してみましょう。

補償内容と保険料のバランスの考慮

保険料を抑えることは重要ですが、安さだけを重視して必要な補償を削ってしまうと、いざという時に十分な保障が受けられない可能性があります。

自動車保険を検討する際には、自分の運転環境やリスクを踏まえて、適切な補償内容と保険料のバランスを見つけることが大切です。

対人賠償保険や対物賠償保険は、万一の自動車事故により損害賠償請求された場合の金銭的リスクを軽減するために重要な要素の1つです。

運転歴が長く、運転技術が高い40代でも、対人賠償保険・対物賠償保険の保険金額は無制限にしておくことがおすすめです。

また、自動車保険には弁護士費用補償特約レンタカー費用特約などさまざまな補償内容があり、必要に応じて選択できます。

しかし、補償範囲を広げると、それに伴って保険料も高くなるため、自分に適した補償内容を慎重に選ぶことが大切です。

40代自動車保険料、さらに安くするポイント

40代の自動車保険料をさらに安くするポイント

40代の自動車保険料をより効果的に削減するには、複数の方法を組み合わせることがポイントです。

主な削減方法には以下があります。
<主な削減方法>
■補償内容の見直し
■運転者の範囲と年齢条件の最適化
■保険料支払い方法の工夫
■各種割引制度の活用
これらのポイントを適切に活用することで、必要な補償を維持しながら保険料の大幅削減が可能になります。

補償内容の見直し

基本的に補償内容が手厚くなれば保険料も高くなります。

必要以上に手厚い内容となっていないか、ほかの保険と補償が重複していないかなどを一度確認してみましょう。

特に家族で車を複数台持っている場合は補償内容の重複に注意が必要です。保険料を安くしたいのであれば搭乗者傷害などは削減できます。

必要に応じて付帯するのをやめ補償内容を見直してみてはいかがでしょうか。

人身傷害保険の適切な保険金額設定

人身傷害保険は、自動車事故で自分や同乗者がケガをした際の治療費や休業損害、精神的損害などを補償する重要な保険です。

相手の有無や過失割合に関係なく、実際の損害額に応じて保険金が支払われるため、治療に専念できる安心感を得られます。

保険会社によっては保険金額を無制限に設定できる場合もありますが、対人賠償や対物賠償と異なり、人身傷害保険では必ずしも無制限にする必要はありません。
保険金額の設定は、年収や家族構成、将来の収入見込みなどを考慮することが大切です。自分のライフスタイルや経済状況に応じて適切な金額を選択しましょう

家族で車を複数台持っている場合は、契約車両搭乗中以外でも補償されるタイプのものはどれか1台で契約すれば十分です。

車両保険の条件見直しで保険料を節約

車両保険の有無は保険料に大きな影響を与えます。

車両保険が必要な場合で保険料を安くする手段としては、エコノミー型に変更する、免責金額を高く設定するといった方法があります。

一般型からエコノミー型への変更による保険料削減効果は大きく、保険料を3〜5割程度削減できる場合があります。

エコノミー型は車同士の衝突や盗難、自然災害などの特定の損害のみを補償するため、単独事故や当て逃げは補償対象外となりますが、その分保険料を大幅に抑えることができます。
免責金額を設定することでも保険料を節約できます。

一方、免責金額とは、事故の際に契約者が自己負担する金額のことで、この金額を高く設定するほど保険料は安くなります。

例えば、免責金額を0円から10万円にすると、保険料を1〜2割程度の削減が可能となる場合があります。

補償されないケースや一定の自己負担が必要なケースが出てきますが、貯蓄でカバーできるなら免責金額の見直しも検討してみるとよいでしょう。

搭乗者傷害保険の必要性を考える

搭乗者傷害保険は、自動車事故により契約車両に搭乗中の人がケガをした場合や死亡した場合に、あらかじめ決められた定額の保険金が支払われる保険です。

自分側の死傷については人身傷害での保険金額を限度として実損額が補償されるので、搭乗者傷害保険はその上乗せのための補償と考えるのがよいでしょう。

そのため、保険料を安くしたいのであれば搭乗者傷害は削減できるポイントです。

また、自動車保険の保険料を安く抑えたい場合、人身傷害保険や生命保険の補償で十分な備えがあるなら、搭乗者傷害保険をセットしないことも選択できます。

搭乗者傷害保険をセットするべきか判断に迷ったときは、加入している保険会社や代理店に相談しながら検討しましょう。

運転者の範囲と年齢条件の最適化

自動車保険は、運転者の範囲や年齢を絞り込むことで保険料を安くできます。

運転者を限定する3つの特約には、
・運転者本人限定特約
・運転者本人・配偶者限定特約
・運転者家族限定特約
があります。

年齢条件は、
・年齢を問わず補償
・21歳以上補償
・26歳以上補償
・30歳以上補償
・35歳以上補償
などの区分があり、保険会社によって設定されている年齢区分は異なります。

例えば、40代の記名被保険者やその配偶者が運転する場合、年齢条件で最も高い年齢区分を選択すると保険料がもっとも安くなります。

保険料支払い方法の工夫

保険料の支払い方法は、一括払いと分割払いから選べます。分割払いは、一括払いと比べると割増となるため、少しでも保険料を安くしたい場合は一括払いを検討してみましょう。

月払いの場合、年間合計の保険料は年払いの保険料に対して5〜8%程度の割増になりますので、年間で考えると一括払いの方が経済的です。

ただし、一時的な支払い負担が大きくなるため、家計の状況を考慮して選択することが重要です。

各種割引制度の活用

各保険会社にはさまざまな割引制度があり、割引額や割引の適用条件が異なっていますので、ご自身に合った保険会社を探すのも保険料を安くするポイントです。

具体的な割引制度には、インターネット契約割引、ゴールド免許割引新車割引、早期契約割引、エコカー割引セカンドカー割引、福祉車両割引などがあります。

こうした各種の割引制度を複数組み合わせることで、保険料を大幅に削減することが可能です。

40代のライフスタイルに合わせた自動車保険の見直しポイント

40代のライフスタイルに合わせた自動車保険の見直しポイント

40代は子どもの進学、就職、独立など、ご自身と家族のライフスタイルが大きく変わる年代です。特に自動車保険においては、家族構成やライフスタイルの変化に応じて見直しが必要になります。

主な見直しポイントとして、以下が挙げられます。
<主な見直しポイント>
■子どもが運転する場合の契約内容の変更点
■複数所有車の保険料を効率的に抑える方法
■ライフイベントに合わせた保険の見直しタイミング
これらの観点から適切に保険を見直すことで、必要な補償を確保しながら保険料を効率的に抑えることが可能になるでしょう。

子どもが運転する場合の契約内容の変更点

40代になると、子どもが運転免許を取得する時期と重なることが多くあります。

家族の車を子どもも使用する際は、保険契約の内容を適切に調整する必要があります。運転者の条件をそのままにしておくと、子どもが事故を起こした場合に保険金が支払われない可能性があるため注意が必要です。

子どもが家族と同居しているか、独立して別居しているかによって、契約の見直し方法が変わってくるため、それぞれの状況に応じた対応を検討しましょう。

また、若いドライバーが加わることで事故の発生リスクが上がり、保険料にも影響するため、家計とのバランスを考えながら最適な設定を選択することが重要です。

同居の子どもが運転する場合の設定

子どもが同居している場合の設定について説明します。

運転者限定特約はなしにし、さらに運転者年齢条件特約は運転する子どもの年齢に合わせて年齢区分を変更する必要があります。

運転者年齢条件特約を選択できる年齢区分は、全年齢補償、21歳以上補償、26歳以上補償、30歳以上補償、35歳以上補償などがあり、保険会社によって設定されている年齢区分は異なります。
運転者年齢条件特約は運転する子どもの最も若い方の年齢に合わせて設定してください。これにより、同居する子どもが運転中に事故を起こした場合でも、適切な補償を受けることができます。

別居の子どもが運転する場合の対応

子どもが独立して別居している場合は、運転者限定特約を設定せず、運転者年齢条件特約についても年齢区分を変更する必要はありません

別居している親族に対しては運転者年齢条件特約の制限が適用されないため、子どもの年齢に関係なく補償の対象となります。

車両を子どもに譲渡する際は、記名被保険者を子どもに変更し、子どもの運転歴や年齢に応じて契約条件を調整することが必要です。

子どもが新たに車を購入する場合は、新規で保険に加入する方法と、親の等級を引き継ぐ方法の2つの選択肢があります。

1日自動車保険の活用

子どもの運転頻度が低い場合、年間契約よりも1日単位で加入できる1日自動車保険が経済的です。

スマートフォンからでも手軽に加入でき、800円程度から利用可能で、対象車種は自家用乗用車(普通・小型・軽四輪)で、借用車両の対人・対物賠償や搭乗者傷害をカバーします。

また、車両補償を付ける場合はすぐに加入できず、利用したい日の7〜8日以上前に申し込んでおく必要があります。
1日自動車保険は運転開始前の契約手続きが必須のため、契約忘れによる無保険運転のリスクに注意しましょう。

また、当て逃げや盗難など、駐車中・停車中のトラブルは補償対象外となるため、補償内容の確認が重要です。

複数所有車の保険料を効率的に抑える方法

複数の車両を所有している家庭では、保険の補償範囲が重なってしまうケースがよくあります。

人身傷害補償には、契約した車両に乗車している時だけをカバーするものと、歩行時や他の車両乗車時も含めて幅広くカバーするものがあります。

後者の広範囲タイプについては、家族のうち1台の車で加入していれば全体をカバーできるため、複数台で契約する必要はありません。

また、弁護士費用補償個人賠償補償原付バイク補償なども同様に重複しやすい特約です。

これらの特約は契約者本人だけでなく家族全員が対象となるため、複数の車で同じ特約に加入するのは保険料の無駄遣いになってしまいます。1台分の保険でまとめて契約することで、効率よくコストを削減できます。

ライフイベントに合わせた保険の見直しタイミング

40代という年代は、子どもの進学や就職、社会人としての独立など、家族構成や生活パターンが変化しやすい時期です。自動車保険は一度契約したら放置するのではなく、こうした生活の変化に応じて内容を調整していく必要があります。

40代の中でも、実際に運転する人が変われば保険料も大幅に変わってきます。同一の補償内容であっても、保険会社ごとに料金設定は異なるため、他社との比較検討を行いながら最適な保険を選択することが大切です。
定期的に契約内容を見直すことで、必要な補償を確保しつつ、適正な保険料を維持することが可能になります。

自身に合った自動車保険を選択しよう

40代の自動車保険選びでは、月額相場を把握するだけでなく、自分のライフスタイルに最適な保険を選択することが重要です。保険料の安さだけでなく、補償内容や事故対応の質も総合的に検討しましょう。

自動車保険への加入は、万が一の事故に備えるために必要不可欠な保険です。自賠責保険だけでは補償が不十分なケースが多く、任意保険への加入は現代のドライバーにとって必須の備えといえるでしょう。

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トータルマネーコンサルタント 新井智美

監修者トータルマネーコンサルタント 新井智美

マネーコンサルタントとしての個人向け相談、NISA・iDeCoをはじめとした運用にまつわるセミナー講師のほか、金融メディアへの執筆および監修に携わっている。
現在年間200本以上の執筆・監修をこなしており、これまでの執筆・監修実績は3,000本を超える。

(保有資格)
・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
・CFP?
・DC(確定拠出年金)プランナー
・住宅ローンアドバイザー
・証券外務員

公式サイト:https://marron-financial.com/

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