2012年03月21日 18時31分
『ハイエース』が5年連続自動車盗難ワースト1位に
日本損害保険協会が21日、「第13回 自動車盗難事故実態調査結果」を発表し、盗難被害が最も多いのはワゴンボックスカー『ハイエース』であることがわかった。『ハイエース』の盗難被害最多となるのは2007年の調査から5年連続。
同調査は損害保険会社が2011年11月に保険金を支払った事案(自動車盗難683件、車上ねらい2,221件)を対象に実施されたもの。『ハイエース』の盗難被害が多い理由としては、盗難予防装置であるイモビライザーの標準装備が進まずセキュリティが低いことから、自動車窃盗団の標的となったとし、盗難された車は不法に解体された上、不正輸出されるケースが多いと推測している。また『セルシオ』と『ランドクルーザー』の被害も急増しているという。
カーナビ被害は昨年に比べ、件数と被害額ともに減少。ユーザーの防犯意識が向上し、防盗性の高いカーナビの普及が被害縮小につながったとしているが、1件あたりの被害額は21.8万円と高止まり状態であることを指摘している。