2015年07月09日 10時00分

家計簿が面倒な人“必見” 貯金のために簡単にできる事「3つ」

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貯金のために簡単にできる事「3つ」

 貯金をしたい人の中には、「家計簿は必須?」「家計簿が苦手だから貯まらない?」と悩んでいる人も多いだろう。もちろん、家計簿を付けることで無駄な出費を見つけやすくなり、削減に近づくことはある。だが、忙しさもあり、しっかり家計簿を付けるのが大変なのも事実。そこで今回は、家計簿を付けずに、貯金ができるようになるための“3つのコト”を紹介しよう。

【1】  とにかく先に貯蓄

 お金が貯まらない人は、ズルズルとお金を使ってしまいがち。「お金が残ったら貯蓄しよう」と思いながら、結局すべて使ってしまうのだ。それなら、お金を使う前にさっさと貯蓄を確保してしまおう。給料が入ったら、3万円などと金額を決め、先に貯めてしまおう。

 貯める場所は、勤務先に「財形貯蓄」の制度があれば、ぜひ利用したい。勤務先で申し込みをするだけで、その3万円を引いた残りの給料が振り込まれ、そのうちその手取りの金額が当たり前の感覚になっていく。あまり無理して貯蓄をしている気はないのに、どんどんお金が貯まっていくメリットがある。

 もう一つが、ネット銀行の定期預金を活用すること。一般の銀行に比べて金利が高いので、長期的にみると断然オトクだ。さらに、「自動積立定期」を利用すると、決まった日付に決まった金額が定期預金に自動的に振り替えられるので便利だ。例えば、給料振込日が25日なら、自動積立定期の振替日を26日に設定しておくと、給与天引きのような感覚で貯めることもできる。

【2】 1ヶ月当たりの「固定費」を知る

 【1】で先にお金を貯めてしまえば、貯金という意味では残りのお金は使いきっても大丈夫といえるだろう。ただし、手元のお金を「すべて使っていいお金」だと勘違いしないことも大事だ。

 例えば、手取り20万円の人が、財形貯蓄で3万円引かれ、銀行口座に17万円振り込まれるとする。「17万円を全部使える」と思ってしまいがちだが、家賃や電気代、携帯代や習い事など、毎月一定額で出ていくお金もあるはず(これらを「固定費」という)。固定費をすべて引いた金額が、自分が自由に使えるお金(「流動費」という)となる。
毎月一定額出ていく固定費の合計金額は、クレジットカードの明細書や銀行の通帳などを見て、ざっと確認してみよう。合わせて10万円なら、口座に振り込まれた17万円から10万円を引いた残りの7万円が、自分が自由に使えるお金となる。自分が自由に使えるお金を具体的に知ると、無駄遣いにブレーキがかかるようになるので、ぜひ意識するべきだ。

【3】 リボ払いやボーナス払いを避ける

 自分が1ヶ月あたり自由に使えるお金が7万円だとわかったら、給料日後に7万円をおろし、それだけで1ヶ月間を過ごしてみよう。クレジットカードや電子マネーを使わずに、この現金だけで生活するようにすれば、確実に貯蓄もでき、必要以上に使いすぎることもなくなる。

 ただ、ポイントなどが貯まることもあり、クレジットカードや電子マネーを使いたいという人も多いだろう。クレジットカードを使うなら、リボ払いやキャッシング、ボーナス払いはせず、必ず「1回払い」にするのが鉄則だ。

 リボ払いやキャッシングではたくさんの利息を支払うことになるし、ボーナス払いは自分のボーナスの前借りなので、万一ボーナスの金額が予定よりも下がった場合、貯蓄を切り崩してしまうというケースも多い。クレジットカードや電子マネーを使ったら、その合計金額をざっくりと覚えておき、1ヶ月あたりのトータル出費が7万円になるようにしよう。

 以上、家計簿がなくても貯蓄するために必要な3つのコトをお伝えした。「お金がなかなか貯まらない」「いつの間にかお金がなくなってしまう」と悩んでいる人は、ぜひ試してみてほしい。

(ライター:西山美紀)

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