2015年07月28日 11時00分

【ネット銀行】よくある6つの「誤解」とは? ビギナー向けに簡単解説!

ネット銀行のよくある6つの「誤解」を解説! [拡大する]

ネット銀行のよくある6つの「誤解」を解説!

 「金利が高い」「手数料がかからない」などのメリットがあるネット銀行。だが、「窓口がないので怖い」「よくわからない」というイメージを持っている人もまだまだ多いのではないだろうか。そこで今回は、ネット銀行における“ありがちな誤解”を6つ紹介していく。理解することで不安が消えることもあるので、ぜひ読んでもらいたい。

【よくある誤解1】
キャッシュカードがなく、現金の入出ができない

 「ネット銀行」という名称から、現金を扱うことなく、ネット上の数字だけをやりとりするものだと勘違いしている人が少なからずいる。実際は、現金の引き出しや入金もとうぜん可能だ。入出金を行うときは、提携する大手銀行のATMやコンビニATMなどを利用する。ただし、その際に、手数料がかかる場合もあるので注意しよう。

【よくある誤解2】
パソコンがないと利用できない

 「ネット銀行」はパソコンでしか操作できないと思っている人もいるが、スマートフォンやタブレットなどでも利用可能。例えば、電車に乗ったままお金を振り込んだり、残高照会をしたりすることもできるので、忙しい人にも向いている。

【よくある誤解3】
通帳がないので入出金履歴がわからない

 ネット銀行は「通帳がない」という点で不安な人も多いようだ。なかには、入出金履歴を見ることができないと誤解している人もいるが、基本的にネット上ですべてが管理されている。そのため、ウェブ上では、通帳のような形で入出金履歴などを見ることができる上、常に通帳を持ち歩かなくても、外出先でもスマホなどで確認ができる点が便利といえる。

【よくある誤解4】
一般的な銀行のように「1000万円+利息分」(ペイオフ)が守られない

 金融機関が万が一破たんした場合、普通預金や定期預金などを合算し、元本1000万円とその利息までが保護される「預金保険制度(ペイオフ)」というものがある。国内のネット銀行がこれに対応していないと思っている人もいるようだが、国内に本店があるため、すべてこの制度に加入している。つまり、一般銀行と一切違いはないということだ。

【よくある誤解5】
ネット銀行を給与振込口座に指定することはできない

 大手銀行や地方銀行を給与振込口座に指定している人が多いが、勤務先によってはネット銀行を指定することも可能。給与振込口座にすることで、手数料が無料になったり、特定のポイントがたまったりと、特典があるネット銀行も少なくない。勤務先に確認してみるといいだろう。

【よくある誤解6】
ネット銀行は勝手に送金されることがある

 ネット銀行の口座から、「勝手にお金が送金されてしまわないか心配」などと、セキュリティ上の不安を感じる人も多い。ネット銀行を利用する際には、最初にログインIDとパスワードで取引画面を開き、送金する場合は、さらに乱数表の入力が必要になるなど、何重にもセキュリティが強化されている。

 店舗型の銀行でも、キャッシュカードと暗証番号が盗まれてしまえば、お金を引き出されてしまうので、カードと暗証番号の管理は非常に重要だ。ネット銀行も同じく、パスワード等をしっかり管理することで、自らセキュリティを高める必要がある。パスワードを定期的に変え、使用するパソコンなどにウィルス対策ソフトを入れることも効果的だ。

 以上、ネット銀行未経験者が誤解しがちな点を6つお伝えした。いざ使ってみたら、「便利」「思ったより簡単」などという声が多い。案ずるより産むがやすしで、気になるネット銀行があれば、口座を開設して、まずは小額を入れて使ってみるという手もあるだろう。

(ライター:西山美紀)

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