2018年04月26日 11時46分

お金のプロが教える“お金の増やし方” 貯蓄が増える3通りの方法

お金を増やす方法は3通り。まだやっていないものがあれば試してみよう(画像はイメージ) [拡大する]

お金を増やす方法は3通り。まだやっていないものがあれば試してみよう(画像はイメージ)

 「お金を増やしたい」と思ったら、どんなことをするだろうか。「節約に疲れて、やめてしまった」という経験がある人もいるかもしれない。お金の増やし方には3つの方法があり、すべてにトライすることでお金はどんどん増えていく。ぜひチェックしてみよう。

【1】自分の出費を見直して“節約”

 出ていくお金が少なくなれば、お金は貯まる。わかっていてもなかなか実践できないのではないだろうか。かといってあれこれ削ろうと思うと、必要なもの、欲しいものまで削ることになり、日々の楽しみがなくなってしまう。そこで、まずは自分の出費の中に隠れた“ムダ”を見つけよう。

 たとえば、買い物のたびにレシートをとっておき、1週間分などをまとめて見返してみるのだ。時間が経ってから見ると、「これは不要だった」「なぜこんなものを買ったのだろう」というムダが見つかるはずだ。また、最近はネットショッピングも多いので、クレジットカード払いや銀行引き落としのものもあるだろう。それらの明細や銀行の通帳も見返し、「ムダな買い物だったな」というものがあれば、それを次回からは減らすようにしよう。そうすれば、必要なもの、本当に欲しいものだけに出費が限られるようになる。

【2】スキルアップやスキマ時間で“収入増”

 入ってくるお金が増えればお金は貯まるようになるが、日々の忙しさに流されて、「収入を増やそう」という意識を持つのは難しいかもしれない。今日や明日のがんばりで収入を増やそうとするのは困難なので、長期戦で挑んでみよう。数年先の収入アップを狙い、今の仕事でスキルアップをはかったり、転職を計画したりというのもよいだろう。

 可能ならば、副業をしてみるのもひとつの方法だ。ただし、本業に差しさわりがあっては意味がないので、時間的、精神的に邪魔にならず、負担の少ない副業を選ぼう。勤務先で副業が禁止されているのであれば、たとえばネットのアンケートに答えてポイントをもらうといったサービスを利用するのも手だ。スキマ時間を上手に使えば、多少なりとも収入につながる。月1万円でも、継続的な収入になれば10年後には120万円も貯まる。副収入は給与振込口座とは別の口座で管理して、しっかり貯まるようにしよう。

【3】預け替えや投資で“資産運用”

 持っているお金は全部、普通預金に預けっぱなしという人も多いのではないだろうか。超低金利時代の今、利子はほとんどつかないといっていいだろう。そこで、少し金利の高いネット銀行の定期預金に預けてみよう。狙い目は年2回のボーナスシーズン。特別金利キャンペーンなどと銘打ち、いつもより少し高めの金利がついていることもあるので要チェックだ。

 また、投資をしてお金を増やすことを目指すのもよいだろう。ネット証券などを中心に月100円などで投資信託の積み立てができるところも多い。超少額で始め、コツをつかんだら月に1000円、1万円とステップアップしていくのもよいだろう。

 上記の方法のうちどちらかひとつだけより、もちろん3つすべて行った方が、お金が貯まるスピードは上がる。トライしていないものがあれば、ぜひ始めてはいかがだろうか。

(ライター:西山美紀)
ファイナンシャルプランナー。2児の母。これまでに1万件以上のマネーデータを分析し、500人以上にマネーの取材を行うほか、女性の生き方などをテーマに取材・執筆・記事監修なども行っている。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。

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