水の成分〜カルシウム〜
カルシウムとは
カルシウムの摂取目安量は成人男性で600〜650mg/1日、成人女性で600mg/1日と設定しています。カルシウムを多く摂取できる飲食品といえば、牛乳をはじめとする乳製品です。干しエビ、しらす干し、ひじきなどの食品にも多く含まれています。
カルシウムの効能
カルシウムは骨と歯を形成する材料になっています。また、骨はカルシウムの貯蔵庫でもあり、血液中のカルシウム濃度を一定に保つ役割も果たしています。
なお、慢性的なカルシウム不足は骨粗しょう症や高血圧、動脈硬化などから発生する加齢性の生活習慣病の原因になりやすいと考えられています。
・筋肉の収縮を正常に保つ
カルシウムがマグネシウムの多く存在する細胞内に出入りすると、シグナルが伝えられます。これは筋肉の収縮に関係するシグナルです。血液中にカルシウムとマグネシウムは2:1となっていますが、そのバランスが崩れてしまうと筋肉が正常に働かなくなってしまいます。
・血の凝固作用
出血を止めるのは血液を凝固させる仕組みがあるからですが、この凝固させる成分の合成にはカルシウムが必要です。
カルシウムとイライラの関係
しかし、脳細胞や神経細胞が働くためにはカルシウムが重要な役割を果たしており、脳細胞の興奮を鎮める作用も医学的に認められているため、カルシウムが足りないとイライラするというのは“嘘”であるとまで言い切ることはできません。