「安い」ウォーターサーバーに潜む落とし穴とは?

 いつでも冷たいお水や温かいお湯を飲めるウォーターサーバーは、オフィスやお店で導入される業務用タイプだけではなく、家庭で使えるタイプもあって、とても便利です。自宅に導入する場合、できるだけ安い物を選びたいところですが、月々の使用量やかかるコストを考えると高くついてしまうこともあります。

 そこで、ウォーターサーバーに実際にかかるコストや、コストパフォーマンスが良いといわれている5社をご紹介いたします。
 まず、ウォーターサーバーには、どんな機能を備えられているのかを見ていきましょう。ペットボトルで水を購入するのと比べて、どんな違いがあるのかもご紹介します。

■ウォーターサーバーのおもな機能

 ウォーターサーバーのおもな機能は、次のとおりです。

・いつでも冷水、温水が飲める
・水道水と比較して、品質が良い水が飲める

 ウォーターサーバーを導入することで、飲料用の水を冷やしたりお湯を沸かしたりする手間が省けます。衛生・品質管理をしっかり行っている会社のウォーターサーバーの水であれば、赤ちゃんの飲み水としても安心です。

■ペットボトルと何が違う?

 「水道水を飲みたくないのであれば、ペットボトルの水を購入すれば良い」と考える人もいると思います。しかし、冷水だけでなく、温水を出せるのはウォーターサーバーならではの強みです。また、ウォーターサーバーの水は定期的に宅配されるため、お店から家まで持ち運ぶ手間もありません。また、ペットボトルを冷やせば冷蔵庫の場所を取りますし、空のペットボトルはゴミになります。
 ウォーターサーバーにかかるコストとしては、次のようなものが挙げられます。

・ウォーターサーバー機器のレンタル代
・水の費用
・光熱費
・送料
・メンテナンス代

 会社によっては、レンタル代やメンテナンス代は無料というところもあります。光熱費についてはプラスされる印象もありますが、冷水を作るために冷蔵庫を使用したり、お湯を沸かすためにガスや電気ポットを使用したりすることを考えると、電気代やガス代の節約になるという声もあります。特に、節電・省エネモードも備えたタイプは、電気代節約に向いています。
 数あるウォーターサーバーの会社の中でも、評判の良い5社をピックアップしました。それぞれどんな特徴があるのかを見ていきましょう。

■サントリー天然水ウォーターサーバー

 水のおいしさ・コストパフォーマンスともに高く評価されているサントリーのウォーターサーバー。レンタル料やメンテナンス料、配送料、初期費用が一切かかりません。また、有名企業だからこその安心感もあるようです。配達日のサイクル変更にも柔軟に対応しているため、水の消費が間に合わないというウォーターサーバーにありがちな悩みの心配もありません。

■FRECIOUS(フレシャス)

 水にこだわるフレシャスは、富士山の銘水を飲める「フレシャス富士」、バナジウム含有量180μgの「フレシャス朝霧高原」、長野の名水「フレシャス木曽」などから、お好みの水を選ぶことができます。また、フレシャスのウォーターサーバーは、最大70%電気代カットできる節電モードが評判です。デザイン性の高さも人気で、色や形の違うサーバーが多数そろっています。使いきった水の容器は、そのまま捨てることができます。

■クリクラ

 こだわりの水を利用できるクリクラは、ウォーターサーバーのレンタル料だけでなく、入会金・宅配料・解約金も無料です。入会金や解約金がかからないわけですから、まずはウォーターサーバーのある生活をお試し的に利用しやすい会社です。また、全国600以上の産婦人科で利用されていることからも、赤ちゃんに安心の水という印象があります。

■アクアクララ

 放射性物質除去にも使える「RO膜」(逆浸透膜)を通すことで、水に含まれる不純物を濾過した「RO水」が飲めます。まろやかな軟水ですので、ほかのウォーターサーバーメーカーと同様に、赤ちゃんのミルクづくりにも利用することができます。また、水の最低注文本数などの設定もないため、経済的に安心です。設置やメンテナンス、故障対応も評判で、追加料金なしで対応してもらえます。

■プレミアムウォーター

 非加熱処理の天然水を利用できるプレミアムウォーターは、サーバーのタイプによってはレンタル料も無料です。ボトルのキャップについているシールを集めて「ボトルシール応募プレゼント」に応募すると、契約しているボトル2本またはお米5kgと交換できるといううれしいキャンペーンもあります。
 安いとされるウォーターサーバーには、メリットもデメリットもあります。導入を検討する際は、デメリットをどのようにカバーすべきかを考慮することが大切です。

■メリット

・毎月の水の利用量が明確であれば、年間通しての費用もお得になる
・手軽に、水道水よりもおいしい冷水やお湯を利用できる

 これらのメリットから、「水道水は飲みたくないけど水やお湯の消費量が多いし、何よりペットボトルの処理は面倒」という人で、3年以上解約の予定もなく、継続して利用したいという場合は、安さを重視してウォーターサーバーを選んでも問題ないでしょう。

■デメリット

・水の消費が追い付かないため配達を一時停止したら、追加費用がかかった
・早期解約や利用期間に関する条件がきびしい

 水代やレンタル料の安さが魅力である一方、配達を一時停止する料金や早期解約違約金が高くついたというケースもあります。水消費の不安や早期解約の可能性がある場合は、一時停止料金や解約金、利用期間の条件などをチェックしてみることをおすすめします。
 安いウォーターサーバーのメリット・デメリットや、コストパフォーマンスが良いとされる会社の特徴などについてご紹介してきました。ウォーターサーバーの会社を選ぶ際は、1ヶ月の水の使用量や実際にかかる料金を総合的に計算して、実質的な価格で比較してみることが大切です。メーカーによっては、支払いシミュレーションができるところもあるため、活用してみることをおすすめします。また、比較の際には、「ウォーターサーバーのランキング・比較」なども参考にしてください。

ウォーターサーバーオリコン顧客満足度ランキング

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