2014年12月27日 09時00分

年末年始の旅行前に! 抑えておきたい「海外の自動車保険」基礎知識

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旅先でレンタカーを借りる場合は、”自動車保険”に注意!

 今年の年末年始は、最大で9連休とあって、海外旅行を予定している人も少なくないだろう。旅先でレンタカーを借りる場合、注意したいのが“自動車保険”。日本で加入している自動車保険や関連特約は基本的に適用されないため、現地でレンタカーを借りる際に加入しておくのが賢明といえる。そこで、海外の主な自動車保険の基礎知識を抑えておこう。

 まずは、日本の自賠責保険にあたる「Automobile Liability and Property Protection」通称「LP」。対人賠償も対物賠償も含まれており、レンタカーの場合はもともと料金に組み込まれているケースがほとんど。ちなみに、ヨーロッパでは対人・対物ともに補償限度額を無制限としている国が多いが、アメリカでは限度額を設けている州が多数。例えば、ハワイ州では、対人補償は2万ドル(約230万円)となっている。

 次に、日本の車両保険に相当する制度を見ていこう。アメリカでは「Loss Damage Waiver」通称「LDW」と呼ばれ、そのほかの国では「Collision Damage Waiver」通称「CDW」と呼ばれている。借りた車両に損害が発生した場合に、契約者の金銭的負担が免除されるが、例えばCDWにおける「衝突事故のみ補償」といった条件は、あらかじめ頭に入れておこう。また、CDWには盗難保険が含まれていないため、盗難時の補償を希望する際は「Theft Protection」通称「TP」にも加入しておくのがおすすめだ。

 海外でレンタカーを借りる場合は、予約時に内容をしっかり確認し、適切な保険に加入しておくことが大切だ。

※名称・内容等は国や地域ごとに異なるため、必ずしも上記に該当するものではない。

監修/新橋IT法律事務所 弁護士・谷川徹三氏
制作協力/株式会社マイト

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