2015年10月17日 09時50分

【自動車保険】大手損保の保険料に変化! 要チェックの「改定内容」紹介

10月1日以降始期契約を対象に、多くの保険会社が保険料の改定を実施。具体的な内容は? [拡大する]

10月1日以降始期契約を対象に、多くの保険会社が保険料の改定を実施。具体的な内容は?

 保険始期日が10月1日以降の契約を対象に、多くの保険会社が自動車保険料の改定を実施している。年間で考えると比較的大きな支出になるため、是非とも把握しておきたいところだ。では、具体的にどのような改定が行われるのか? 要チェックの内容をピックアップして紹介する。

■損害保険ジャパン日本興亜

 損保ジャパン日本興亜の改定内容は以下の通り。割引率が拡大する一方で縮小もあるので注意したい。

・運転者年齢条件が「全年齢補償」「21歳以上補償」の契約におけるゴールド免許割引率が7%から12%へ拡大(『THEクルマの保険』)

・6(S)等級のノンフリート等級別料率で「35歳以上補償」区分の割引率が9%から12%へ拡大(『THEクルマの保険』)

・「運転者家族限定割引」の割引率が3%から1%に縮小(『THEクルマの保険』『SGP』)

・自家用普通乗用車と小型乗用車の車両保険における割引率を6%から7%へ拡大(『THEクルマの保険』『SGP』)

・自家用軽四輪乗用車の新車割引率が「対人賠償」で2%、「対物賠償」で1%、「人身傷害・搭乗者傷害」で8%拡大(『THEクルマの保険』『SGP』)など

■三井ダイレクト損害保険

・継続回数に応じて保険料が割引になる「継続割引」を導入

・保険料の算出項目に「運転免許証の色」「前年走行距離区分」「地域区分(契約車の登録地)」が追加される

 このほか、搭乗者傷害保険の医療保険金の支払い方法が部位・症状にかかわらず一律10万円になるといった改定も行われた。

■大同火災海上保険

 すべて『DAY-GO!くるまの保険』『DAP』『DPD』で適用される。

・「本土料率」「沖縄料率」ともに改定

・「全年齢補償」「21歳以上補償」のゴールド免許割引率が5%から10%へ拡大

・自家用軽四輪乗用車の新車割引が一部拡大

・「運転者家族限定特約」の割引率を3%から1%へ縮小

・満期日から1ヶ月以上前に更新した場合のみ適用される「早期更新割引」を新設

 上述の改定は、損害保険料率算出機構が行った参考純率の見直しを踏まえたものが多い。各社とも「契約によっては保険料が上がることもある」としており、保険料のほかに変更となった項目もあるので、これを機に契約内容を確認し、他社と比較・検討するといいだろう。

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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