「証券口座」と「銀行口座」って何が違うの? 今さら聞けない“マネーの常識”

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「証券口座」と「銀行口座」の違いをわかりやすく解説

 昨今の株主優待人気をはじめ、資産形成や資産運用のために、株式投資を行う個人投資家が増えている。株取引には決済口座が必要だが、ネットで手軽に決済ができるというメリットを生かして、ネット銀行に決済口座を設ける人も多い。そこで、ネット銀行を株式投資に利用する際のメリットについて、NISAなども交えて紹介していこう。

■「証券口座」と「銀行口座」は何が違う?

 株式投資を始めるためには、証券会社に口座を設けなくてはならない。これが銀行口座とは性質が異なる「証券口座」と呼ばれる口座だ。証券口座には、自分が購入した株を預けておくこともできる。現金の預入れや払戻しも可能だが、振込や公共料金の自動引き落としなどには対応していない。ちなみに、証券口座に預けたお金は、MRF(マネーリザーブファンドの略)という投資信託で運用され、銀行の普通預金と同程度の金利がつく。

 証券口座にお金の出し入れをするには、証券口座を開設する時に指定した銀行口座を通じて入出金依頼が必要となる。なので、証券口座と銀行口座は、入出金がリアルタイムであることや手数料が安いなど連動性が高い方が便利といえる。当然、多くのネット銀行は、特定の証券会社と提携して証券口座開設などのサービスを提供している。

■証券会社とネット銀行の提携

 具体的に、証券会社とネット銀行がどのように提携しているのかを見てみよう。たとえば、SBI証券と関わりの深い「住信SBIネット銀行」の場合、同行がSBI証券の口座開設をサポートし、同証券の取扱う各種金融商品の案内(金融商品仲介)を行う。

 なお、同行の場合は「SBIハイブリッド預金」という証券口座と特に連携性が強い口座を提供しており、SBI証券での現物取引の買付代金や信用取引における必要保証金・現引可能額に充当できるといったサービスを行っている。

 また、新生銀行は楽天証券と提携し、預金や取引状況に応じてATM引出手数料や他行宛振込手数料を無料にするといった「新生ステップアッププログラム」を提供。三菱東京UFJ銀行は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券とカブドットコム証券の2社と提携して、金融商品仲介を行っている例もある(両社ともUFJ系列)。このように、多くのネット銀行が特定の証券会社と提携しているのがわかるだろう。

■投資に便利なツールやサービスの提供

 ネット銀行によっては、証券口座との連携性の高さや金融商品仲介のほか、個人投資家が投資の判断をするために便利なツール・サービスを提供しているところもある。

 たとえば、ソニー銀行はマネックス証券と提携し、マーケットやニュースを素早くチェックできるトレーディングツールや分析ツール、市場レポートなどをユーザーに提供している。

■NISA(ニーサ/少額投資非課税制度)について

 NISAは、2014年1月1日に導入された個人投資家のための税制優遇制度。毎年100万円の非課税投資枠が設定され、株式投資信託・上場株式などの配当・譲渡益などが最長5年間非課税になるという特徴がある。

 NISAを利用するためには、NISA用の口座を開設する必要がある。日本に住む20歳以上の人なら誰でも開設できるが、すべての金融機関の中で、ひとり1口座しか開設することができない。当初は、開設後の4年間は金融機関の変更ができなかったが、今年から毎年変更できるようになっている。

 「個人投資家を目指したい」という人は、ネット銀行のNISAや金融商品仲介サービスについて確認してみるといいだろう。

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