2016年04月02日 09時00分

始めた人から貯まり出す! 「貯める仕組み」の作り方

新年度は“貯金のチャンス”!? 知っておきたい「貯まる仕組み」とは? [拡大する]

新年度は“貯金のチャンス”!? 知っておきたい「貯まる仕組み」とは?

 新年度の季節が到来。勤めている人なら、職場で席替えや部署異動、転勤があったり、転職をする人がいるかもしれない。また、引越しや家族の進学、進級があったりという人もいるだろう。

 いろいろな変化が起こりやすいこの季節こそ、「貯める仕組み」を作るチャンス。今回は、しっかり貯めたいと思っている人に、ぜひやってもらいたい!

■財形貯蓄をしていない人は「財形貯蓄」に申し込む
 手っ取り早く貯める方法の筆頭に、「財形貯蓄」が挙げられる。財形貯蓄は、勤務先によって制度があるところとないところがあるので、まずは聞いてみるところから始めよう。

 一度申し込みをすれば、給与天引きで自動的に毎月貯まっていく。貯蓄分がすでに引かれているので、振り込まれた分をすべて使ってしまっても、貯蓄は確保されるという点が大きなメリットだ。

 会社によっては、独自の上乗せ制度があるほか、社内預金という制度がある場合もある。
福利厚生などのパンフレットやWEBページをチェックしてみよう。

 金額に迷う場合は、まずは月々1万円からスタートしてみてはいかがだろうか。5年経てば、12万円×5=60万円貯まることになる。何もしなければその1万円は使って忘れてしまうかもしれない。少しでも早く貯蓄の積み立てを始めることをオススメしたい。

■財形貯蓄がないなら「自動積立定期預金」
 勤務先に財形貯蓄や社内預金の制度がなければ、それに近い仕組みの手続きをしよう。オススメは、給与振込口座で「自動積立定期預金」を申し込むこと。毎月一定の日に、一定金額が、普通口座から定期預金口座に自動的に振替されるという仕組みだ。自分でお金を移さなくてもいいので手間がかからず、知らず知らずのうちに貯まっていくのがメリットだ。

 銀行によって、「積立定期預金」「自動つみたて定期預金」「定期預金の積立購入」などと名前が異なる。利用している銀行の自動積立定期預金の名前を、一度チェックしてみよう。

■年収の半分くらい貯まったら投資も視野に!
 年収の半分くらい貯まったら、投資をスタートしてみるのも手だ。ただ、投資といっても株式投資となると、初心者にとっては銘柄選びや購入時期について悩むことが多く、少なくても数万円以上は必要になる。

 そこでオススメなのが、投資信託の積み立て購入だ。投資信託とは、プロが国内や海外の株式や債券などから銘柄を選んで購入し、個人が買いやすいように小口で販売しているもの。月々1万円や金融機関によっては月々千円から積み立てで購入できる。一度手続きをしてしまえば、あとは自動的に購入していくことになるので、手間もかからない。投資を始めると、世の中のニュースにも敏感になる。インプットする情報が増えていき、仕事にもきっと役立つので、一石二鳥とも言えるはずだ。

 以上、新年度から貯蓄をスタートしたいという人に、「貯まる仕組み」についてお伝えした。いずれも、最初はちょっと手間だと感じるかもしれないが、一度始めてしまえば、あとはどんどんお金が貯まっていく。ぜひこの機会に、「貯まる仕組み」をスタートしてみてはいかがだろうか。

(ライター:西山美紀)
ファイナンシャルプランナー。1万件以上のマネーデータを分析し、500人以上にマネーの取材経験あり。マネーや女性の生き方などをテーマに取材・執筆・記事監修などを行う。男の子、女の子の2児の母でもある。ブログ:http://ameblo.jp/nishiyamamiki/

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