2016年02月22日 09時30分
お金の貯まる人が実践する“貯蓄法”とは? オススメは「自動積立定期」
自分にあった「貯蓄法」を見つけて“貯蓄体質”になってみては?
「やる気はあるのになかなか貯蓄できない…」と悩んでいる人も少なくないだろう。この場合、よく見られるのが、日々の生活の中で節約して残ったら貯蓄するという習慣だ。今回は“貯蓄体質になりたい”という人に向け、お金の貯まる人が実践している方法を紹介する。
■王道は“先取り貯蓄”
貯蓄体質になるためには、家計の引き算の順番を変えることから始めよう。節約後に残ったら貯蓄するという考え方を変え、給料が振り込まれたらすぐに一定の金額を定期預金などに預け替えて、半ば強制的に貯蓄を行うのだ。
【おさえておきたい「貯蓄の法則」】
×手取り−生活費=残ったお金を貯蓄
○手取り−貯蓄額=残ったお金で生活
■預け先は「自動積立定期預金」がオススメ
先取り貯蓄の預け先としては、勤務先に給与天引きできる財形貯蓄があれば積極的に活用したいところ。勤務先に制度がない、または申し込みのタイミングが合わない場合は、「自動積立定期預金」を検討してみよう。
自動積立定期預金とは、あらかじめ日付と金額を指定しておくと毎月普通預金などから自動的かつ定期的に積み立てが行われることで、銀行などの金融機関が扱っている。積立日を給与振込当日や近い日付にすることで、天引きと変わらない先取り貯蓄を毎月できるのが魅力だ。
■手軽に始めたいなら「ネット銀行」
実は、自動積立定期預金はネット銀行にもある。そのほとんどが来店不要で、インターネットからの申し込みで始められるのだ。例を見ていこう。
【イオン銀行】
・商品名:積立式定期預金
・積立額:5000円以上、1000円単位
・特徴:イオン銀行ダイレクト、郵送のほか、店舗で口座開設が可能。家計管理に便利な「お取引明細書」をいつでも確認できる
【ソニー銀行】
・商品名:円預金(積み立て定期預金)
・積立額:1000円以上、1000円単位
・特徴:月々の積立額の設定や増額、引き出しなどはインターネット上で行える。利用者の60%が30〜40代の働き盛り世代
【楽天銀行】
・商品名:定期預金の積立購入(毎月決まった日付で指定の円定期預金を都度購入する)
・積立額:1000円以上、1円単位
・特徴:ボーナス受取月のみ多めに設定することが可能
手軽に先取り貯蓄できる自動積立定期預金は、貯蓄初心者にはオススメの方法だ。ぜひ検討してほしい。
<記事/杉浦詔子>
ファイナンシャル・プランナー、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント。みはまライフプランニング代表。キャリアプラン(生活)とライフプラン(家計)の相談と講義、執筆を実施。一人ひとりの夢や希望、目標をじっくりと聴き、オンリーワンの未来設計図をつくる。女性のキャリア、家族や恋愛などのコミュニケーション、FPなど資格取得支援にも注力。
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