2016年04月07日 09時00分

“お金”の管理が楽になる! 「メイン」と「サブ」の賢い使い分け

「メイン」と「サブ」を賢く使い分けて、貯蓄管理を始めてみては? [拡大する]

「メイン」と「サブ」を賢く使い分けて、貯蓄管理を始めてみては?

 桜の花びらが舞う春。就職や転職、または転勤があり、指定された銀行で給与口座を開く機会も多いだろう。そこで今回は、お金の管理がしやすくなる「メインバンクとサブバンクの使い分け」について紹介する。

■メインバンクでは固定費として発生する収支を管理

 メインバンクとは、日常よく利用する銀行のこと。生活のための入出金に使う銀行と考えていいだろう。主な入金は、給与や賞与。支出は、家賃の引き落としや振込、水道光熱費や通信費の支払い、飲食物や日用品の購入、住宅ローンの返済など。毎月ほぼ固定費として発生する収支を管理する役目が求められる。

 飲食物や日用品などの支払いには、クレジットカードおよび電子マネーなどを利用する人も多いが、“少額の支払いは現金で”というケースも少なくない。そのため、メインバンクには“いつでも現金の引き出しができる”といった手軽さも必要だ。
 
■サブバンクは「貯蓄」「運用」など生活費と切り離して利用

 サブバンクは、貯蓄や運用目的、またはネットオークションにおける入出金を管理するなど、生活費とは切り離した口座として利用したい。

 なかでもネット銀行は、生活する上で使用しないお金を毎月一定額移動できて、貯蓄に役立つ。自分専用のへそくりとして、こっそり持つのもいいだろう。また、ネット銀行口座間や投資用の取引口座へも手軽に送金できるため、運用したい人にも使い勝手が良い。

 ちなみに、新生銀行では「Tポイント」、セブン銀行では「nanacoポイント」、イオン銀行では「WAONポイント」が貯まり、それぞれ買い物などで利用できる。楽天銀行では、振込や支払いで「楽天スーパーポイント」が貯まり、ネットショッピングにおける買い物や証券会社への入金の際に利用可能だ。

 生活用のメインバンクと目的別のサブバンクを賢く使い分ければ、忙しくても家計と貯蓄の管理をスムーズにできる。ぜひネット銀行を活用して、“家計名人”を目指してほしい。

<記事/杉浦詔子>
ファイナンシャル・プランナー、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント。みはまライフプランニング代表。キャリアプラン(生活)とライフプラン(家計)の相談と講義、執筆を実施。一人ひとりの夢や希望、目標をじっくりと聴き、オンリーワンの未来設計図をつくる。女性のキャリア、家族や恋愛などのコミュニケーション、FPなど資格取得支援にも注力。

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