パチンコ業界初“のめり込み防止”アプリ配信 「健全な娯楽」へのジレンマから開発

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アプリ『P-LIFE』の開発担当者である湯浅晃氏

 アミューズメントビジネス「エンターテインメントパチンコ PARK」を展開するピーアークホールディングスが、Android版アプリ『P-LIFE』の配信を先ごろスタートさせた。特長は、業界側発信では初となる“のめり込み防止”機能として収支の予算管理を盛り込んだ点。消費者の立場を考慮し、「節度のある楽しみ方の提案」を目的とした、開発者の想いとは。

 先月27日の配信スタートから、Android版のみで500ダウンロードを超えた(5月13日現在)同アプリ。間もなくiOSへの対応も開始され、その母数は純増することとなりそうだ。 業界側みずから「のめり込み防止」を盛り込んだアプリ開発の経緯には、業界が抱える「健全な娯楽としてあり続けられるのか?」というジレンマがあったようだ。

 開発者の1人である湯浅晃氏は、「パチンコ業界は現在岐路に立たされております」と断言する。業界全体で起きている参加人口の低下と、メディア規制、何より消費者が遊技にのめり込み、多重債務者となるケースも少なくはないからだ。この場合、当人はもちろん、家族の人生さえも狂わせてしまう。

 湯浅氏は「パチンコは適度に遊ぶ事で、そのレジャー性は保たれます。しかし、限度を超えた状態での遊技は気軽なレジャーという枠を超えてしまいます」と、訴える。プレイヤー自身の依存が引き起こしてしまう不幸な結果だが、「パチンコを提供する我々にとって、決して避けてはいけない問題です」と、真摯に語る。

 実際に、2011年に射幸心を過度にあおる「ホール広告・宣伝の規制」がなされる一方で、店内のポスター等でのめり込みへの注意を促している店舗も多数存在する。しかし「もう一歩進めた形で、弊社が具体的に取り組む事は出来ないか?」という発想から、『予算管理支援機能』となる“プレサポ”搭載に至った。

 プレサポは、ユーザーがあらかじめ設定した予算に対して、残金が何パーセントかを表示し、予算オーバーの場合には自動でアラートが鳴る仕掛け。また、遊技ログとしても活用でき、支出管理が可能となる。「歯止めをかけて頂き、また遊ぶ余裕が出来た時にご来店頂ければと考えます。コントロール出来る範囲での適度な遊びとしてパチンコとお付き合い頂きたいという想いで企画させて頂きました」という湯浅氏の言葉から察するに、節度のある楽しみ方を提供することで、“大人の娯楽”としてのパチンコ業界の活性化を図っているといえそうだ。

 このほか、同アプリには自分の出玉などのログを管理できる『マイログ』(個人遊技履歴サービス)も搭載。こちらは連動しているホールでのプレイがすべて記録され、プレイした台のその後の変動などを知ることができる。

 日本国内、どこに足を運んでも見かけることができる「パチンコホール」。身近な存在であるからこそ、18歳以上(高校生は不可)の分別がある大人にこそ許された遊びであることを、忘れないでほしい。

>>今週の流行りモノ『のめり込み防止機能搭載! P-LIFE』

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