2015年11月02日 09時40分

トヨタ、2020年“自動運転”実用化を発表! ついに免許が不要に!?

自動運転車が実用化すれば、免許不要な世の中がやってくるかもしれない [拡大する]

自動運転車が実用化すれば、免許不要な世の中がやってくるかもしれない

 トヨタ自動車が先ごろ、開発中の自動運転実験車「Highway Teammate」の首都高デモ走行を実施した。今回のデモは、合流や車線維持、レーンチェンジ、分流といった比較的高度な操作を自動運転で実現したことでも話題になった。同車の実用化は2020年頃を目指しており、今後の動向が注目されている。

■自動運転とは?

 そもそも自動運転とは、ドライバーが運転時に行う「認知」「判断」「操作」を機械に任せるというもの。それぞれのテクノロジーについては、「認知」にはセンサー、「判断」はコンピューター、「操作」はアクセルやブレーキの自動化という形で開発が進められている。

 気になるのは安全面だが、これらの技術が確立されれば、逆に事故は減ると予測されている。現在、交通事故の原因のほとんどは、ドライバーの判断ミス。自動運転による「認知」「判断」「操作」の正確性が向上すれば、こうした人為的ミスを限りなくゼロに近づけることができるとみられているのだ。

■日産も開発を進めている

 自動運転車は、トヨタだけでなく各社開発を進めている。10月31日から一般公開されている「東京モーターショー2015」では、日産自動車がハンドルを格納するタイプの電気自動車「ニッサン IDSコンセプト」を発表。この車は、人工知能によって、アクセルやブレーキを踏むときのドライバーの癖、走り方を学習。自動運転モードでは、個々のドライバー好みの運転スタイルを反映してくれるという。自動運転でドライバーごとの運転感覚を再現し、快適性を高める――。一歩進んだ技術に関心が集まりそうだ。

 人間が担ってきた運転を完全に機械に委ねるためには、自動車の技術はもとより、コンピューターやセンサー、ロボットなど新しいテクノロジーも必要になるため課題は多い。だが、実現すれば将来は運転免許すら不要な世の中がやってくるかもしれない。

 ちなみに、コンサルタント会社マッキンゼーのレポートによると、2040年には完全自動化が実現すると予測されている。ドライバー不在の自動車が街中を走り回る、そんな未来が早晩現実のものとなりそうだ。

(文/オオノ・ヨーコ)

>>実際に保険を使ったドライバーに調査! 【自動車保険】満足度ランキング

>>「自動運転車」って何がすごい? 実現可能な“10の技術”を紹介

タグ

自動車保険を比較する

個別or一括見積もり 違いを比較

必要な情報を入力して金額を出す「見積もり」は、契約前に欠かせないものすが、実は個別と一括で大きな違いが。自分に合う形で申し込んでください。

→ パターンで比較!個別見積もりのとり方

→ ユーザーが比較の際に重視した項目

自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

当サイトで公開されている情報(文字、写真、イラスト、画像データ等)及びこれらの配置・編集および構造などについての著作権は株式会社oricon MEに帰属しております。これらの情報を権利者の許可なく無断転載・複製などの二次利用を行うことは固く禁じております。