2012年01月14日 10時00分
幻の名車・トヨタ2000GTがEVに 東京オートサロンで披露
トヨタ・2000GTをソーラーEVに改造した『2000GT SEV』
“幻の名車”と言われ、世界で337台しか生産されなかったトヨタ・2000GTをソーラーEVに改造した車が、千葉・幕張メッセで開催中の『東京オートサロン』(13日〜15日)で公開された。
同車は昨今の自動車を取り巻く“燃費・環境配慮”に加え、「昔の車にあった高揚感や、純粋に車を楽しむこと」を目的に制作。自動車販売店、部品メーカー、自動車メーカーのエンジニアたちがTOYOTA自動車同好会に集まって発足した独自プロジェクト「CRAZY CAR PROJECT」が改造した。
内装にはバイオやアルカンターラ等の先進素材と、加賀漆の職人による金銀の蒔絵をあしらった本漆などを使用。2000GTの特徴的な7眼メーターはオリジナルのデザインを残しつつEV専用に開発しているほか、通常のミラーと映像モニターを切り替えられる新開発インナーミラーを搭載。ソーラーパワーの部分には新開発透過型ソーラーパネルを使用するなど、最新素材・技術と日本古来の伝統を共存させている。
トヨタの2000GTは1967年に日本初の本格的スポーツカーとして誕生。映画『007は二度死ぬ』(1967年)に登場した唯一の日本車として知られている。