自動車保険は年払いがお得?メリットや保険料を節約する方法を解説
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この記事では、自動車保険の2種類の支払い方法の違いや、年払いのメリット・デメリットのほか、保険料の節約方法についてご紹介します。
監修者ファイナンシャルプランナー 金子賢司
東証一部上場企業で10年間勤務後、業務中の交通事故を機に福利厚生や社会保障に関心を持ち、学びを深める。
現在はファイナンシャルプランナーとして、個人・法人の相談対応やテレビ番組のコメンテーター、セミナー講師(年約100件)として活動。健康とお金を軸に豊かなライフスタイルを発信している。
目次
自動車保険の支払い方法は大きく2種類
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項目 | 月払い(分割払い) | 年払い(一括払い) |
支払回数 | 年11回〜12回(分割) | 年1回(一括) |
保険料総額 | 年払いより高い(割増あり) | 安い(割増なし) |
1回あたりの負担 | 少ない | 大きい |
主な決済方法 | クレカ、口座振替など(限定的) | クレカ、銀行振込、コンビニ等 |
途中解約時 | 月割計算(損失が少ない) | 短期料率で計算(割高になる傾向) |
月払い(分割払い)
分割した場合は、年間保険料に分割手数料が上乗せされます。分割回数は保険会社によって異なり、初月のみ2ヵ月分を支払って11回になる場合もあるので、保険会社ごとに確認が必要です。
なお、月払いには、保険会社の月払いを使う方法と、クレジットカード会社の分割払い・リボルビング払い(リボ払い)を使う方法が用意されています。
年払い(一括払い)
月払いの場合、保険会社によって異なるものの、年間保険料に対して約5%の割増が発生するケースが多く見られます。年払いを選べば、この割増分をそのまま節約できることになります。
また、年払いは月払いに比べて、支払い方法(決済方法)の選択肢が広い傾向にあるのも特徴です。
月払いの場合はクレジットカード払いや口座振替に限定されるケースが多い一方で、年払いではクレジットカード払いに加え、銀行振込・口座振替・コンビニ払いなど、複数の決済手段から選べます。
自動車保険の保険料を年払いにするメリット
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保険料を節約できる
ちなみに、保険会社の月払いを選んだ場合の分割手数料は、年間保険料の5%程度です。
支払いの手間が少ない
支払い方法の選択肢が多い
自動車保険の保険料を年払いにするデメリット
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年に1度は多額の支出が発生する
月払い(分割払い)に比べると支払い頻度は少ないものの、1回に支払う金額は高くなるため、保険料を支払うためのまとまったお金を用意しておく必要があります。
途中解約の場合は総支払額が高くなることがある
ただし、解約払戻金は「短期料率(短期率)」という係数にもとづいて算出されるため、返金額は、実際に支払った保険料より少なくなるのが一般的です。結果として年払いの総支払額が分割払いより高くなるケースも起こりうるので、注意が必要です。
「月払い」と「年払い」はどっちが得?選び方のポイント
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総額だけを見れば年払い(一括払い)のほうが安くなるのが一般的ですが、家計の状況や今後の予定によっては、月払い(分割払い)を選んだほうがメリットの大きいケースもあるでしょう。
ここでは、それぞれの支払い方法がおすすめな人の特徴をご紹介します。
月払い(分割払い)がおすすめな人の特徴
まず、複数台の車を所有しており、各車の自動車保険の更新時期が重なるような場合は、一括払いの負担が一時期に集中してしまいます。月払いを選ぶことで、保険料の支出を毎月に分散でき、家計への影響を分散できるのがメリットです。
また、近い将来に車を手放す予定がある人や、保険会社の乗り換えを検討している人など、途中解約の可能性がある場合も月払いが有利になりやすいといえます。
前述のとおり、年払いで途中解約すると短期料率が適用され、返金額が少なくなる場合があるのに対し、月払いであれば解約月までの保険料を支払うだけで済みます。
さらに、初めて自動車保険に加入する人や等級が低い若年層のドライバーは、年間保険料が高くなりがちです。まとまった金額を一度に支払うのが負担になる場合には、月払いで毎月の収入から少しずつ保険料を支払うほうが、家計を管理しやすいでしょう。
年払い(一括払い)がおすすめな人の特徴
手元資金に余裕があり、トータルの保険料総額を少しでも安く抑えたい人にとっては、分割手数料がかからない年払いが適しています。割増分は毎年の固定費として積み重なるため、長い目で見れば節約効果は無視できない額になるでしょう。
また、クレジットカードの管理や毎月の引き落とし確認を面倒に感じる人にとっても、年に1回の支払いで完了する年払いは手間が省けます。引き落とし日の残高不足による未払いリスクもなくなるため、うっかり支払いを忘れてしまう心配がある人にも向いている方法です。
さらに、保険の乗り換えや車の売却の予定がなく、契約を満期まで継続する予定がある人であれば、途中解約時のリスクを気にする必要もありません。
自動車保険の保険料を節約する方法
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最後に、自動車保険の保険料の節約方法についてご紹介します。
補償内容や特約の重複がないか見直す
「年齢条件」と「運転者の範囲」を正しく設定する
車両保険の免責金額設定やプランを変更する
車両保険に加入している場合、一般型からエコノミー型に変更したり、免責金額(自己負担額)を高めに設定したりすると、保険料を抑えることができるでしょう。
ダイレクト型(ネット保険)を含め複数の保険会社を比較する
複数の保険会社に見積もりを出してもらい、比較検討することで保険料を節約できる可能性があります。
自動車保険の保険料を節約するには保険会社を比較検討しよう
また、支払い方法の選択以外にも、自動車保険の補償内容や適用条件を見直したり、保険会社を比較検討したりすることで、保険料を節約できる可能性があります。
オリコンでは、日本最大級の規模で調査を行い、毎年オリコン顧客満足度ランキングを発表しています。自動車保険の保険料や事故対応、加入者の年代など、さまざまな視点のランキングを確認できるので、ぜひ保険会社選びの参考にしてください。
監修者ファイナンシャルプランナー 金子賢司
東証一部上場企業(現在は東証スタンダード)で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。
以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
・CFP ®資格(資格番号:90260739)
・日本FP(ファイナンシャルプランナー協会)幹事