建売住宅で後悔しがちなポイントは?失敗しないための対策を解説
一方、「建売住宅を買って後悔した」という人もいます。建売住宅を買って後悔する理由には、どのようなものがあるのでしょうか。この記事では、新築一戸建ての購入を検討している方に向けて、建売住宅で後悔しがちなポイントと、失敗を防ぐための対策について解説します。
目次
建売住宅で後悔しがちな6つのポイント
間取りが使いにくい
そのため、家事動線や生活動線に不自由さを感じたり、窓やドアの位置によっては希望の場所に家具を配置できなかったりして、不満につながることがあります。
収納スペースが少ない
また、収納の広さに加えて、収納の場所もあらかじめ選ぶことはできません。2Fや3Fに収納スペースが多く設けられ、重い荷物を持って度々階段を上り下りしなければならないといったケースもあるようです。
設備の性能や施工の質が高くない
また、建売住宅は、購入時には完成形であることがほとんどで、工事のプロセスを確認することができません。そのため、表面上は問題がなくても、見えない部分に欠陥がある場合があります。コストを抑えたはずが、雨漏りや壁のひび割れなどの補修工事の費用がかさむ可能性も考えられます。
デザインに独自性がない
住み始めてから、独自性の低い外観や内観が気になるようになり、「もっと自分らしいマイホームが欲しい」と後悔する人もいるようです。
立地が良くない
また、近隣の治安が悪いエリアの場合、安心して生活することができません。
オプションの出費で予算オーバーする
実際に生活してみるとほとんど使わない設備もあるため、優先順位をよく考えて選ぶことが大切です。
建売住宅で失敗しないための対策
間取りは生活スタイルに合っているか
配置するものをイメージして、必要なスペースが確保できるか、家具や家電がドアや窓を塞がないかといったところを見る必要があります。
また、出産や親との同居など、将来いっしょに暮らす家族が増える予定があれば、それに適した部屋数の物件を選びましょう。在宅ワークスペースやゲストルームなどが必要かどうかも、ライフスタイルにあわせて検討してください。できるだけ具体的に生活の様子を思い浮かべて、ストレスのない間取りの住宅を選ぶことが大切です。
収納スペースは十分か
ライフスタイルの変化に応じて将来的に荷物が増えることも考え、手持ちの荷物をすべて収納した後も余裕がある状態がベストです。
生活しやすい立地か
また、通勤・通学を想定した最寄駅までの距離、電車やバスの本数なども確認したいポイントです。日々の生活に不可欠なスーパーやドラッグストアの場所についても、無理なく行ける範囲にあるかどうかをチェックしておきましょう。
施工の不具合がないか
しかし、一般消費者の視点では、細かな不具合まで見つけることは困難です。そこで、施工品質をプロが診断してくれる「ホームインスペクション(住宅診断)」を利用することをおすすめします。
ホームインスペクションでは、住宅に精通した住宅診断士(ホームインスペクター)が住宅の中を確認し、欠陥の有無や改修が必要な箇所などを洗い出してくれます。購入前、または物件の売り出し前に実施するといいでしょう。
売買価格には何が含まれているか
時間帯によって環境の問題が生じないか
夜間は家の周辺に照明がなく薄暗くなる、もしくは夕方以降、繁華街の音が響いて騒がしくなるなど、時間帯によって物件の印象が変わることも少なくありません。
アフターサービスは充実しているか
ハウスメーカーによって、アフターサービスが提供される範囲や期間、頻度は異なります。急な不具合にも対応してくれるかも含めてチェックしておくと、安心して住み続けることができます。
建売住宅のメリット
価格がお手頃であることが多い
建売住宅は統一した仕様で建てるため、資材を大量発注して仕入コストを抑え、販売価格に反映することができます。気に入ったエリアに、できるだけコストを抑えてマイホームを建てたい場合は建売住宅が最適です。
購入前に建物を確認できる
建ててみなければ仕上がりがわからない注文住宅に比べて、完成形を確認してから意思決定ができる点は安心材料といえます。
入居までの期間が短い
土地と建物の住宅ローンをまとめて支払える
注意点と対策を把握した上で、自分に合った建売住宅を購入しよう
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