注文住宅で後悔しやすい11のポイント――失敗しないための対策を解説
しかし、何度も打ち合わせを重ねた注文住宅であっても、一点の不満もない家にするのは難しいようです。実際に暮らしてみると、間取りや動線、設備など、さまざまな箇所にストレスを感じることも少なくありません。
本記事では、注文住宅を建ててから後悔しやすいポイントと、失敗を防ぐために実践したいおすすめの対策をご紹介します。
目次
注文住宅で後悔しやすいポイント1:間取り
例えば、一戸建ての注文住宅で、夫婦の寝室が1つと子供部屋が2つ、客間が1つ、ほかにリビングルームとダイニングルーム、キッチンがある場合、4LDKと表します。
間取りにおいて、具体的に後悔しやすい点は、下記の4つです。
リビングの広さ
部屋の役割を意識して家具や家電を厳選し、家族がゆったりとくつろげる広さを確保する必要があります。ソファに座りたい人、床に寝転ぶのが好きな人など、それぞれが思い思いに過ごせるスペースがあると、誰にとっても居心地の良いリビングとなるでしょう。
窓の大きさや位置
例えば、直射日光が降り注ぐ場所に大きな窓を設置すると、夏に室内温度が下がらず快適性が損なわれます。また、まぶしすぎて昼間は、カーテンが開けられなくなることも考えられます。
防犯性やプライバシーの面でも、窓の位置は重要です。特に、都心の住宅のように家と家との距離が近いと、窓を開けてすぐ手の届く距離に隣の家があることも珍しくありません。視線が気になって、窓を開けられないこともあるでしょう。窓の大きさや位置は、事前によく検討してください。
子供部屋の有無
予算との兼ね合いで最初から部屋数を確保するのが難しくても、将来的に子供が増える可能性がある場合は、あらかじめ広めの部屋を壁で仕切れるようにしておくのもひとつの方法です。
注文住宅で後悔しやすいポイント2:動線
動線において特に踏まえておきたいのは、下記の3点です。
洗濯の動線
洗い終えた洗濯物を持って階段を上り、ベランダに干して取り込んだ洋服を畳んで、さらに別の階へ持っていくといった流れは、とても非効率で家事を担う人の負担が大きくなります。
1つの家事にまつわる作業は、できるだけ同じ階で完結できると便利です。さらに、作業をする順番に従って、直線的にそれぞれの場所を配置するとスムーズに動けます。
身支度の動線
洗面所だけ玄関の近くに設置するなど、脱衣所とは別の場所にしておくと、さらに暮らしが快適になるかもしれません。
テレビの位置
注文住宅で後悔しやすいポイント3:収納
また、しまっておきたいものの特性にあわせて、最適な場所に収納場所を設置することをおすすめします。参考に、考え方の一例を紹介します。
玄関収納
ウォークインクローゼット
また、浴室など湿気の多い場所のすぐ近くに設置することで、収納したものが傷んでしまうこともあるので注意が必要です。
パントリー
注文住宅で後悔しやすいポイント4:デザイン
壁紙
スケルトン階段
造作家具
自分の好みに合った部屋がデザインできますが、後々場所を移動させたり色や材質を変えたりすることはできず、撤去する際には費用がかかる可能性もあります。十分に検討してから導入するようにしてください。
注文住宅で後悔しやすいポイント5:設備
キッチン
ショールームで確認する際は、高さのある靴を脱いでスリッパを履くなどして、キッチンの高さを確認するのもおすすめです。
断熱材
コンセントの位置と数
パソコンや掃除機、スマートフォンの充電など、電化製品の数や使う場所を事前に洗い出しておきましょう。
注文住宅で後悔しやすいポイント6:建材
壁
床材
外壁
グレーやアイボリー、ベージュなどの汚れが目立ちにくい色を選ぶと、家を維持していく上でのコストパフォーマンスが高まる可能性もあります。
注文住宅で後悔しやすいポイント7:外構
駐車場
将来的に大きな車に乗り換える、2台所有するといった予定がある場合は、それも広さに反映しましょう。
ベランダ、ウッドデッキ
玄関のひさし
注文住宅で後悔しやすいポイント8:環境
また、土地の状態や周辺環境も住み心地に大きく影響するため、家を建てる前によく確認しておきましょう。環境面で見るべき点は、下記の4つです。
風通し
部屋単体ではなく、家全体で風通しを考えると、気持ち良く風の抜ける家を作ることができます。
吹き抜け
日差し
土地の状態
水はけの悪さは、地盤を軟弱にするため災害リスクにもつながります。購入前に、土地の歴史を調べたり雨の日の状態を見に行ったりするなど、必ずチェックしておきましょう。
注文住宅で後悔しやすいポイント9:費用
また、住宅は建ててからも、メンテナンス費用がかかります。屋根や外壁、水回り、床暖房など、大きめの修繕が入る時期を想定して、ランニングコストを見積もっておくことをおすすめします。
注文住宅で後悔しやすいポイント10:施工業者
注文住宅で後悔しやすいポイント11:隣人トラブル
注文住宅で失敗しないための対策
理想の生活を具体的にイメージする
最低限の建築の知識を身に付ける
どこまで妥協できるかを明確にする
自分に合った施工業者を選ぶ
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