2016年04月22日 08時10分
“日本初”通信と連携した「住宅ローン」 魅力は一体なに?
じぶん銀行がKDDIと提携しスタートした「au住宅ローン」の魅力は何?
ネット銀行の「じぶん銀行」が今月5日からKDDIと提携した「au住宅ローン」をスタートさせている。auスマホまたはケータイユーザー向けの通信サービスと住宅ローンがセット割になる、日本初のサービスだ。簡単にいうと、auのスマホや携帯電話とセットで住宅ローンを契約することで、お得な特典がつく仕組みといえる。
具体的には、au住宅ローン契約成立の翌月から最大5年間にわたり、毎月500円分がau WALLETプリペイドカードへチャージされる。つまり最大3万円の通信料金がキャッシュバックされる形だ。また、一般的な団信保険に加え、「がん50%保障団信(※住宅ローン契約者ががんと診断された場合に住宅ローン残高が半分になる保険)」への加入が無料に。さらに、一部の繰り上げ返済手数料、保証料、収入印紙代なども無料となる。
ちなみに、じぶん銀行の住宅ローン金利は4月1日から引き下げられ、 18日時点で変動金利型が年0.497%となっている。こうした未曾有の超低金利や特典、さらには申込みから契約まで全てネットで完結できる点も含めてメリットは多く、一考の価値がある住宅ローンといえそうだ。
なお、auは今年に入って住宅ローンや保険といった金融サービスに注力する戦略を打ち出しており、今回の「au住宅ローン」もそうした新戦略事業のひとつ。ゆくゆくは全国各地のauショップに専門スタッフを置き、住宅ローンの相談も受け付けていく予定だという。
近年、金融と技術を組み合わせた造語「Fintech(フィンテック)」という言葉が生まれ、米国ではスマホやビッグデータなどのテクノロジーを活かした画期的な金融サービスも次々と誕生している。
そうした世界の流れの中で、国内では業界に先駆けてフィンテック事業に乗り出したじぶん銀行の動向は大いに注目を集めている。今回の住宅ローンを皮切りに、今後も通信系の強みを生かしたイノベーティブなサービスの登場に期待したい。
>>契約前にチェック! “金利”の満足度で選ばれた【住宅ローン】1位は…
>>【住宅ローン】超低金利の今こそ借り換え! オススメは「フラット35」