5年連続ワースト1! 『ハイエース』が盗難される理由

社団法人日本損害保険協会が発表した『第13回 自動車盗難事故実態調査結果』(車名別盗難状況 - 車両本体盗難) [拡大する]

社団法人日本損害保険協会が発表した『第13回 自動車盗難事故実態調査結果』(車名別盗難状況 - 車両本体盗難)

 「ハイエースが5年連続で1位!」。何のランキングかというと、なんと「盗難された車」のランキングなのだ。社団法人日本損害保険協会が3月21日に発表した『第13回 自動車盗難事故実態調査結果』によると、損害保険会社が2011年11月に保険金を支払った自動車盗難の事案のうち、もっとも多かったのはハイエース(トヨタ)の盗難だった。しかも5年連続でのワースト1位。その事実の背景に、いったい何があるのだろうか。

 ハイエースは積載量の多いワンボックスカーで、身近なところでは宅配業者や電気工事事業者が使っていたり、送迎バスとして利用されたりしている。そのため「商用車」というイメージのあるハイエースが「最も盗まれている自動車」だと聞くと、不思議に思う人もいるはずだ。実際、この調査結果でも2位にセルシオ、3位にランドクルーザー、4位にクラウンと高級車や多機能なSUV車が名を連ねており、ハイエースだけが浮いているようにも見える。

 同協会の調査結果では、ハイエースが盗まれる理由として1つは「耐久性に優れ部品の汎用性もあり、海外での人気が高い」こと、もう1つは「イモビライザの標準装備が進まずセキュリティが低いことから、自動車窃盗団の標的となっている」ことを挙げている。だが、耐久性や汎用性のある車は他にもあるはずで、盗難防止のためのイモビライザについても新型車については標準装備が進みつつあるという。ならばなぜ…と考えたとき注目したいのが、ハイエースの持つ「改造車のベースとしての魅力」だ。

 ハイエース愛好者のなかには、周りに流線形のエアロパーツをつけたり、内部を改装したりして楽しむ人たちがいる。そうした人たちのために専門誌が発行されており、ハイエースを専門に改造する専門店も多数存在する。ある専門誌では、約200もの専門店が紹介されていた。彼らは後部座席に革張りのソファを設置してラウンジのようにしたり、競技バイクやスキー板といった大型のレジャー用品を運搬するための改造を施したりする「バニング」の腕を競う。専門誌でとりあげられているのはいずれも、こうした改装に300万円以上をかけている人ばかり。車体そのものよりも改造費のほうが高くついていることも珍しくない。

 そうした視点で捉えると、ハイエースはすでに充分に高級車であり、機能面でもSUV車に勝るとも劣らないことがわかる。そこにも、セルシオやランドクルーザーよりも「盗まれる理由」があると考えられそうだ。冒頭に挙げた調査によれば、車両の盗難が最も発生する場所は屋外の契約駐車場で、全体の41.2%。ところが屋内の契約駐車場での盗難は全体の1.6%とグッと下がる。まずは駐車場を入念に選ぶところから始めたほうがよさそうだ。

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