2013年04月10日 10時00分
【安全運転ナビ】知っているだけで事故リスク減!? 直線路に潜む危険
あらかじめ危険を予測して事故回避!
自動車の運転時、慣れた道でも状況は刻々と変わり、思いもよらぬ危険と遭遇することがある。事前に予測ができれば、事故のリスクを大幅に減らすことができるだろう。例えば、片側1車線の直線道路を走行しているとする。前方には信号のない横断歩道。その手前を、ワンボックスカーの後ろに続いて走行しているとしたら、どのような危険が考えられるだろうか?
1.前車の急停止
信号がなくとも、横断歩道では車は歩行者を優先させなければならない。そのため、横断を始めた歩行者のために前車が急停止することもある。そうした可能性を頭におき、前車に追突しないよう、車間距離を十分にとることが重要だ。
2.横断歩行者をはねる
前車が横断歩道を通過した後、歩行者が急に横断を始めることも。通過する際は、そのような歩行者がいないかどうか常に注意を払う必要がある。特に高齢者や子供の場合、車の接近に気付かないこともあるので、「横断してこないだろう」という思い込みは禁物。
3.後続車による追突
前車の急停止や歩行者の横断により自車が急停止すると、後続車があった場合は追突事故につながる可能性も生じる。急ブレーキは常に追突される危険があるため、直線路であっても急停止することは極力避けるようにしたい。
シチュエーションごとに異なる危険も、あらかじめ予測できていれば回避は可能。これらのことを念頭に、安全運転を心がけよう。