2015年08月25日 09時40分

もし“車上荒らし”に遭ったら… 自動車保険は適用されるのか?

「車上荒らし」による損害は自動車保険で補償される? [拡大する]

「車上荒らし」による損害は自動車保険で補償される?

 自宅あるいは外出先などで、被害に遭う可能性のある“車上荒らし”。特に、長い間、乗車予定がなく車を放置しているときや人混みの多い場所に出かけるときは気をつけるべきだ。その上で、もし被害に遭い、車両が損傷したり、物が盗まれてしまったとしたら、自動車保険で補償されるのだろうか? 

■車や装着物の損害は「車両保険」で補償される

 車両および車に装着されている物に損害があった場合は、車両保険に加入していれば補償を受けることができる。例えば、窓ガラス、カーオーディオ、カーナビゲーションなどだ。バッグなどの身の回り品や固定されておらず取り外しができるカーナビなどは対象外となる。ちなみに、免責金額を設定していると、補償されるのはその金額を超えた場合のみ。損害額が免責金額を下回る場合は適用外になるため、注意が必要だ。

■車の中の“身の回り品”は専用の特約で補償

 車の中に置いておいた身の回り品が盗難被害に遭った場合は「身の回り品特約」という専用の特約を付帯していれば補償される。対象は、バッグ、衣類、カメラ、レジャー用品などだ。宝石などの貴金属類、通貨や有価証券、パソコン、携帯電話、電子データ、動物、植物などは、保険会社によっては補償対象外となる。すべてが補償されるわけではないが、万一に備えて加入しておきたいところだ。

■すぐできる! 車上荒らし防止策

 上述の保険や特約への加入は、車上荒らし対策として有効だが、自分自身で防止策を講じることも大切だ。例えば【車から離れるときは必ずキーロックをする】【外から見える位置に手荷物を置いておかない】【車にセキュリティアラームを取り付ける】など。また、【免許証や車検証はコピーして自宅に保管する】こともしておくといいだろう。取り外しのできるカーナビは特に狙われやすいため、見えないところに隠しておくか、可能なら持ち運ぶようにすると安心だ。

 「自分は大丈夫」と思っていても、被害に遭う可能性はゼロではない。遭遇した場合は、まずは警察に連絡を。自動車保険から補償を受けるためには、警察への届け出が必要なため、保険会社への連絡は被害届けを提出してから行うのが得策だ。

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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