2015年11月17日 09時40分

自分のケガを補償する! 知っておきたい「4つの自動車保険」

万が一に備えて確認! 自分のケガの補償に役立つ自動車保険とは? [拡大する]

万が一に備えて確認! 自分のケガの補償に役立つ自動車保険とは?

 交通事故に遭った際、任意自動車保険に加入していれば、契約の範囲内で他人のケガや財産についてカバーできる。だが、それだけではなく、なかには契約者自身のケガを補償してくれるタイプもある。どの保険が該当するのか? 早速みていこう。

 自分や家族など、契約車両に乗っていた人のケガの損害をカバーできる任意保険は次の4つ。保険金についても簡単に説明する。

・人身傷害補償保険…過失割合に関係なく契約保険金を上限として支払われる

・搭乗者傷害保険…死亡保険金、医療保険金など事前に決めた範囲で支払われる

・自損事故保険…死亡保険金、医療保険金など事前に決めた範囲で支払われる

・無保険車傷害保険…死亡時、後遺障害時に契約保険金を上限として支払われる

■4つの保険の重要性

 交通事故は、相手のある事故、単独事故、相手が自転車や歩行者の事故など様々。もし相手のある事故だった場合は、過失割合に応じて自分の支払う金額が決定する。例として、総損害額を1億円と仮定して計算してみよう。

【相手のある事故の場合】
・過失割合5:5
相手側5000万円、自分側5000万円

・過失割合3:7
相手側3000万円、自分側7000万円

 ごくシンプルな計算だが、上記のように過失分は自分で補償しなければならない(実際には相殺なども発生する)。では相手がいなければどうなるのか?

【相手のいない事故の場合】
・100%過失となるため、自分側1億円

 こうして見ると、相手の有無に関わらず、総損害額が大きければ自費でのカバーは難しいことがわかる。そこで、上述の4つの保険が役立つのだ。

 ちなみに、「搭乗者傷害保険」「自損事故保険」「無保険車傷害保険」は、「人身傷害補償保険」でカバーするという保険会社もある。各保険の詳細については次回以降解説していく。

(文/西村有樹)

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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