2017年02月06日 09時40分

あると便利! 自動車保険のロードサービス3選

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付いていると便利な“ロードサービス”を3つ紹介する

 運転中の事故やトラブルに利用できるサービスを、ロードアシスタンス(ロ―ドサービス)という。一般的に日本自動車連盟(JAF)にお願いすることも多いが、自動車保険の契約にも自動で付帯されている。サービスの内容は保険会社によって異なるが、ロードサービスの内容も加味して選んでおけば、いざという時に心強い。今回は、付いていると便利なロードサービス3つを紹介する。

■ちょっとしたトラブルにも「応急対応サービス」

 一般社団法人日本自動車連盟(JAF)によると、平成27年度の自動車に関する出動理由は、1位「バッテリーあがり」、2位「タイヤのパンク」、3位「キー閉じ込み」となっている。このデータを見て分かるとおり、大きな事故ではなくても自動車に関するトラブルは日常的に起こりうる。車に詳しい人なら自分で対処できるかもしれないが、特に女性や高齢者は、ちょっとしたトラブルに対応できないケースも多いのでは。そんな時、例えば自宅や一般道路でのトラブルだけでなく、高速道路上でも30分程度で対応可能なサービスは無料で受けられるので、急なトラブル時には助かる。

■けん引距離無制限「レッカーサービス」

 事故や故障などで車が動かなくなったときに、現場から修理工場や自宅までレッカーによるけん引などを行うサービスもあると便利。追加料金なしでレッカーできる距離は保険会社によって異なるが、なかには距離ではなく一定の費用内で提供する保険会社もある。おすすめはけん引距離無制限のサービスだ。例えば、イーデザイン損害保険では、同社指定の最寄り修理工場までのけん引なら距離制限はない。どこでトラブルに見舞われるか分からないため、無制限のサービスが用意されていれば安心。

■急な宿泊にも対応「宿泊・帰宅費用の負担サービス」

 車がレッカー移動された影響で自宅へ戻ることが出来なくなった場合、帰宅費用やホテルの宿泊費用などを負担してもらえるサービスが受けられたら助かる。一方、帰宅費用や宿泊費の負担はないが、修理工場で修理された車を自宅まで無料で搬送するサービスを提供している保険会社もある。それぞれの費用別に制限を設けているケースもあるが、帰宅費や宿泊費(1泊まで)、レンタカー費のほか、修理後の自宅までの搬送費用も無制限で提供している会社もある。

 これらのサービスは、通常の保険契約に自動で付帯されているので、当たり前に感じていたが、最近では付帯せずに契約できる保険もある。例えば、セゾン自動車火災保険のロードサービスは選択式だ。故障などによるトラブルの際は、手配から費用まで負担が生じるが、保険料の節約にもつながる。ロードサービスを利用しても等級に変更はないため、次回の更新で保険料が上がる負担はない。今回紹介した3つのサービス内容がある自動車保険は、万が一の備えとして安心である。

【文/江崎真奈美】
大学卒業後、会計事務所に勤務。その後、社会福祉法人をはじめ、地元の上場企業などで長年経理業務を担当。勤務していた事務所の閉鎖を契機に2016年に最短1年で1級ファイナンシャル・プランニング技能士、1種証券外務員、宅地建物取引士を取得する。FPとして独立し、執筆、講師業を中心に精力的に活動中。

【監修/SAKU】

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