自動車保険や共済などの乗り換え 注意点とは

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保険の乗り換えを考えている人へ注意点を紹介(写真はイメージ)

 自動車保険には等級制度がある。1年間、保険を使わずに更新すれば、等級はひとつ増え、割引率がアップする。しかし、保険の乗り換えで、「自動車保険から共済」、「共済から自動車保険」のときは等級がアップしない可能性があるため、注意が必要だ。

■自動車保険と共済の”等級”

 任意の自動車保険には等級がある。自動車共済にも等級がある。仕組みはおおよそ同じで、1年間の契約期間中に保険(共済)を使わずに過ごすと、翌年は1等級がプラスされる。10等級の人なら11等級になり、45%割引から47%割引になる(割引率は一例)。

 等級が大きいことは無事故履歴の証明となり、1年間で増える割引率は微々たるものだが、これが積み重なると、割引率もかなり大きくなる。最大20等級で63%割引という具合だ。この等級制度は任意の自動車保険だけでなく、共済でも取り入れられている。任意の自動車保険であれば、保険会社を移っても等級は引き継がれるが、自動車保険・共済間では注意が必要だ。

■等級が引き継げる共済と、引き継げない共済がある

 共済は自動車保険よりコストが抑えられるケースもあり、保険選びの選択肢にしている人もいる。また所属する団体の共済に加入しているが、将来的に自動車保険を検討するという人もいるだろう。しかし、「自動車保険から共済」、「共済から自動車保険」のいずれのケースでも等級が引き継げない場合があるので、くれぐれも注意したい。ほとんどの保険会社が、そして共済側でも自動車保険から、それぞれ等級引き継ぎ可能としているのが次の共済だ。

【等級引き継ぎ可能な共済】
・全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)
・全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)

 なお保険会社によっては、共済の種類によって、等級引き継ぎを不可とする場合もある。引き継ぎ可能とする全労済、JA共済も、契約時には念のため確認をしよう。また、以下に該当する共済は必ず事前の確認が必要だ。

【等級引き継ぎの判断が分かれる共済】

・全国自動車共済協同組合連合会(全日共)
・全日本火災共済協同組合連合会(日火連)
・中小企業共済
・全国商工共済振興事業団(全済団)
・教職員共済生活協同組合(教職員共済)
・全国町村職員生活協同組合(町村職員共済)
・全国都市職員災害共済会(都市職員共済)
・全日本自治体労働者共済生活協同組合(自治労共済)
・全国トラック交通共済協同組合連合会(トラック共済)
・そのほかの共済

■確認せずに移行するとどうなるのか?

 等級引継ぎ不可にも関わらず、保険会社、または共済を移ってしまうと等級はリセットされてスタート時の6等級に戻ってしまう。つまり、これまで積み重ねた割引が無くなってしまうので、絶対に避けたい。

 なお、見積もり時には、次年度の等級で見積もりを出しているため、想定していた等級が適用されないとなれば追加で保険料(共済掛け金)を支払う必要も出てくる。保険会社、共済間で移る可能性があるなら、加入中、移行先の保険会社、共済にしっかり確認しておきたい。

(文/西村有樹)
フリーライター。保険や資産運用などマネー系に強く、「All About」で自動車保険ガイド記事のほか、銀行や保険会社、証券会社などの刊行物、国交省、財務省等官公庁の媒体など幅広く執筆。ほかにも雑誌「プレジデント」「ベストカー」などでも多数の記事を担当する。

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