子どもの転校手続き

  • 子どもの転校手続き

 引越しにときには、学校に通学している子どものいる家庭は、転校手続きも行わなければなりません。引越しは様々な準備や手続きに大変なときになりますが、新しい環境に不安を抱える子供の心のケアをしてあげるためにも、スムーズに手続きを行えるように予習をしておきましょう。そこで、公立・私立の小学校〜高等学校までの転校手続きについて紹介します。

公立学校の転校手続き

■小学校・中学校
 小学校と中学校は、転校先が同一市内かどうかで手続きの内容が大きく変わりきます。

●同一市内で転校をする場合
 現在通学している学校から以下の書類を発行してもらいます。

「在学証明書」
「教科書給与証明書」

上記2点の書類を発行してもらったあと、役場で転出届を提出し、以下の書類を発行してもらいます。

「入学通知書」

これで必要な書類の発行は完了です。発行してもらった「在学証明書」「教科書給与証明書」「入学通知書」の3点を転校先に提出します。

●別の市区に転校する場合
現在通学している学校から以下の書類を発行してもらいます。

「在学証明書」
「教科書給与証明書」

上記2点の書類を発行してもらったあと、現住所の管轄である役場に転出届を提出し、以下の書類を発行してもらいます。

「転出証明書」

次に、引越し先の役場に「転入届」と「転出証明書」を提出し、以下の書類を発行してもらいます。

「入学通知書」

これで必要な書類の発行は完了です。発行してもらった「在学証明書」「教科書給与証明書」「入学通知書」の3点を転校先に提出します。

■高等学校
 まず、高等教育は義務教育ではないことに注意してください。そのため、小中学校と違い、手続きのみでは入学することができません。条件が合わなければ、希望する学校に確実に入学できるわけではないということです。
まずは現在通学している学校に転校の連絡をし、以下の書類を発行してもらいます。

「在籍証明書」
「成績証明書」
在籍校校長の「転学照会書」

上記の書類3点を受け取ったあと、入学を希望する高校に転校が可能かどうか連絡をとりましょう。ここで注意すべき点は「欠員があるかどうか」です。欠員がなければ基本的に受け付けてくれません。転校可能であれば、編入試験を受けましょう。編入試験に合格したら、指定された必要書類を提出し入学することができます。

私立学校の転校手続き

●小学校〜高等学校
 私立の場合、公立の学校とは手続きが大きく変わってくるので注意しましょう。私立の場合、高等学校だけでなく、小学校や中学校でも欠員があるかどうかの確認と編入試験を受ける必要があります。また多くの学校には簡単な面接試験もあります。

 転校を受け付けている学校があるかどうかは、「都道府県私学協会」で確認することができます。一般試験に比べれば、編入試験は易しいといわれていますが、準備はしておいた方がいいでしょう。私立は公立に比べて学費も高いので、家計なども考えて教育費を捻出する必要があります。

 いずれにしても、新しい環境になじむまで子どもは大変なストレスを感じるものです。心豊かに学校に通うことができるよう、転校の手続きや学校選びは早めに準備をしておくようにしましょう。
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