2016年05月09日 08時50分

今さら聞けない「定期預金」基礎知識 新社会人は特に必見!

定期預金を上手く活用するためにも、まずは基礎知識をおさえておこう [拡大する]

定期預金を上手く活用するためにも、まずは基礎知識をおさえておこう

 まとまったお金を預けるなら、金利の高い定期預金にしようと考える人は多い。特に、ネット銀行であれば、一般銀行より高金利であるため、お得感があるだろう。だが、実際の仕組みやルールなどを詳しく知らない人も少なくないのでは? そこで今回は、今さら聞けない定期預金の基礎知識を解説していく。

■定期預金とは?

 定期預金では、一定期間お金を預けるという条件のもと、普通預金よりも高い金利が設定されている。金利は各銀行によって異なり、独自のサービスを用意しているところも多いので、比較・検討が必要だ。

 また、「単利」「複利」という種類もある。単利とは、元本にのみ利息がつく仕組み。複利とは、元本と利息を合算し、さらに利息をかけていく仕組みだ。

■解約は可能?

 定期預金は、一定期間お金を預けるものだが、だからといって解約できないわけではない。方法としては「満期解約」「中途解約」「一部解約」の3つがある。まず「満期解約」とは、言葉の通り、あらかじめ設定した期日に到達した際に解約すること。ただし、自動継続システムを採用している場合もあるため、解約予約を入れておくなど注意が必要だ。このほか、満期日前に解約する「中途解約」も可能。定期預金金額の一部を解約する「一部解約」もあるが、取り扱っていない銀行が多いため、事前に確認しよう。

 このように、途中で解約することはもちろん可能だが、満期解約ではない場合、金利が「中途解約利率」へと切り替わってしまい、予定していた金利分をもらうことができなくなる。中途解約利率は、普通預金金利と同等もしくはそれよりも低く設定されることが多いのだ。

■利息はいつもらえる?

 定期預金の場合、利息を受け取るのは解約時が一般的だが、上述の単利型と複利型によって異なる。複利型の場合は、満期解約時にしか利息を受け取ることはできないが、単利型の場合は1年ごとや半年ごとといった短期間にしている銀行もある。自分に合うものを見つけて、活用してみてはいかがだろうか。

文/ロックスター 西田

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