マイナス金利で知るべき「銀行選び」のポイント! FPが詳しく解説

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マイナス金利はどう影響する? “銀行選び”でおさえたいポイントを紹介

 金融機関が日本銀行に預けている当座預金について、一定額を超える分の適用金利をマイナスにするという、いわゆる「マイナス金利」が導入されて早3ヶ月。10年以内に満期を迎える国債の利回りはすべてマイナスに転じ、預貯金金利や住宅ローン金利についても、マイナスにはなっていないものの、過去最低水準を更新している。

 だが、まったくといってもいいほど変わっていないものもある。それが手数料だ。金利が低くなっている今、利息を得るためには手数料を気にすべき状況になってきている。

▼税金を差し引いて利息を計算すると…

 現在、一般銀行の預貯金金利は、普通預金が年0.001%、定期預金が年0.01%といった水準だ。100万円を1年間預けても、受け取れる利息は10円や100円となる。さらに、この利息からは20.315%(所得税15.315%、住民税5%)の税金が差し引かれるという点も忘れてはならない。

 10円の利息だと、所得税は1.5315円、住民税は0.5円。1円未満は切り捨てられるので、実際に差し引かれるのは所得税1円のみとなり、税引き後は9円の利息になる。100円の利息だと、所得税15.315円、住民税5円になるので、税引き後は80円の利息となる。

 つまり、100万円を定期預金に預けても、たった80円の利息しかつかないということだ。普通預金に至っては9円となるので、コンビニATMなどで引き出す際に必要な108円や216円といった手数料の割高感が、より一層、際立ってきているといえるだろう。

▼金利の高いネット銀行でも手数料は要確認

 ネット銀行の適用金利の水準は、一般の銀行よりも高め。これはネット銀行だからこその強みで、ネット取引専用支店なども共通だ。

 コンビニATMなどの引き出し手数料については、「提携しているコンビニであれば24時間365日無料」「毎月の引き出し回数の上限(2〜15回など)までは無料、上限を超えると有料」などさまざま。振込手数料も「一定回数まで無料、上限を超えると有料」「必ず有料」とネット銀行ごとに取り扱いが異なる場合も多い。事前に確認しておくべきだろう。

 これらの手数料は、金額的には100円〜300円といった水準なので、絶対額としてはそれほど高額ではないが、受け取れる利息の額と比較すると、かなり割高であるといえる。そのため、自分の利用方法を冷静に分析しながら、最も手数料負担が軽くなるネット銀行を探すのが、賢い付き合い方になってくる。さまざまな角度から比較検討することが重要だといえるだろう。

<記事/菱田雅生(マイアドバイザー登録FP)>
早稲田大学法学部卒業後、大手証券会社を経て独立系FPに。資産運用や住宅ローンなどを中心テーマに、相談業務や原稿執筆、セミナー講師などに従事している(http://www.la-consul.com)。

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