2017年04月26日 09時40分

こんな制度があったの!? 新年度は勤務先の福利厚生&社内規定を徹底的にチェック

損していない? 勤務先の福利厚生制度を賢く使えば“節約”につながるかも [拡大する]

損していない? 勤務先の福利厚生制度を賢く使えば“節約”につながるかも

 勤務先の福利厚生制度や社内規定をすみずみまで確認したことはあるだろうか。お得に利用できるものがあるのに、見逃している、または気づいていない人も多いのではないだろうか。ただし、会社側から「これはお得ですよ」などと教えてくれることはなかなかないので、自分で積極的に確認しておこう。

■財形貯蓄制度を改めて確認しよう

 お金をしっかり貯めたい人は、給与天引きで毎月確実に貯めるのが有効だ。勤務先で財形貯蓄や社内預金の制度があれば、ぜひ利用したいところ。毎月確実に貯められる“仕組み”を利用できることに加えて、金利がお得になっているケースが多いからだ。

 たとえば、会社によっては「財形奨励金」という名目で、財形貯蓄にプラスして積立金の1〜数パーセント程度が上乗せされる場合がある。たとえ財形の金利が低くても、上乗せされればお得なのだ。

 また、社内預金を扱っている会社は減ってきているが、もし実施していればラッキーだ。社内預金は、最低でも金利が0.5%と決められているので、今の超低金利時代には有利だといえるだろう。

■ほかにもある“お得制度”をチェック

 貯蓄制度以外にも、たとえば以下のような補助を受けられる場合がある。

【子育て支援補助】
 保育園やベビーシッター、学童など、子どもを預ける費用について一部補助が出るケースもある。子育て世帯はお金がかかるので、見逃していてはもったいない。制度があればしっかり活用しよう。

【資格手当て補助】
 特定の資格を取れば、資格手当が数千円つくというケースもある。該当する資格を取得しているのに、申請し忘れているものはないだろうか。社内の給与規定などで今一度確認しておきたい。

【プライベート補助】
 提携しているスポーツジムやレジャー施設などを、特別価格で利用できるケースもある。なかには、格安でホテルに泊まることができたり、旅行代金が割り引かれたりすることも。ただ、宿泊施設の場合、利用できる部屋数には限りがあり、先着順ということも多い。あっという間に定員に達してしまうこともあるため、なるべく早めにチェックしておくといいだろう。

 せっかく制度が整っていても、活用できなければもったいない。新年度の今こそ、確認する良い機会だ。見落としているものがないか調べてみよう。

(ライター:西山美紀)
ファイナンシャルプランナー。2児の母。これまでに1万件以上のマネーデータを分析し、500人以上にマネーの取材を行うほか、女性の生き方などをテーマに取材・執筆・記事監修なども行っている。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。公式サイト:http://www.nishiyamamiki.jp/

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