2012年10月01日 19時11分
ソフトバンクモバイルのテザリングサービス、開始日を12月に前倒し
ソフトバンクは1日、会見を開き、来年1月15日より開始するとしていたソフトバンクモバイルのテザリングサービスを12月15日に前倒しすることを明らかにした。同日に発表されたイー・アクセスの買収により通信回線が拡大したため。会見に出席した孫正義社長は「テザリングについてはネットワークが足りないのではないかという恐れがあった。しかし(イー・アクセスの)1.7GHz帯と帯域を手に入れることで、余裕をもって前倒しでも提供できる」とコメントした。
また、今回の買収により、LTE世界標準バンドの1.7GHz帯で展開しているイー・アクセスと、ソフトバンクの2.1GHzの両方を『iPhone5』で利用できるようになるほか、2013年3月には基地局がソフトバンクの2.1GHz帯で2万局、イー・モバイルの1.7GHz帯で1万局、合計3万局に拡大。イー・モバイルの音声対応スマートフォンユーザーも、ソフトバンクの2.1GHz /900MHz を使用でき、エリアが拡大する。
そのほか、現在は『iPhone 5』のパケット定額(月額5460円)は、月に1.2GBを超える場合は速度制限をかける可能性があるとしていたが、「定額なのに制限アリはおかしいのではないかと利用者から意見があった。月に1.2GBは撤回する」と表明。他社に合わせ「1GB/3日間」に変更するとした。