孫社長、ソフトバンクの“つながりやすさNo.1”を記者会見で説明

電波状況の改善をPRする『モバイルネットワークに関する説明会』を行ったソフトバンクモバイル・孫正義社長 [拡大する]

電波状況の改善をPRする『モバイルネットワークに関する説明会』を行ったソフトバンクモバイル・孫正義社長

 ソフトバンクモバイルの社長・孫正義氏が21日、現在放送中のテレビCMで伝えている“ソフトバンクつながりやすさNo.1”の詳細や、通信設備事情などを自らの口で語る『モバイルネットワークに関する説明会』を、都内で行った。

 会見の冒頭、孫氏は自身がTwitterに参加した直後から、「ゴタクはいいから、早くつながるようにしてほしい」というユーザーからの手厳しい意見が相次いで寄せられたと語り、2年前に発表した電波改善宣言を振り返る。「なんとしても、この電波状況を改善するんだ!」と、熱い思いで取り組みを始動させたことを明かした。

 さらに、昨年7月の『プラチナバンド』開始当初、今年3月までに1万6000局の基地局設置を目指していたが、スケジュールを大幅に前倒し、今月末には約2万局の建設までこぎ着けたと語る。その結果、3月12日時点では音声接続率が98.4%となり、競合のNTTドコモ(98.2%)やKDDI(98.0%)を抑えて首位に躍り出たと胸を張った。

 続けて孫氏は、パケットの接続率にも触れる。『1日あたりのスマートフォン使用率』を調べたところ、携帯電話の主力機能である【通話・メール】よりも、【データ通信】が80%という結果から、「スマホでより重要なのは、データ通信ができるかどうか」と結論づけ、パケット接続率が96.6%(3月19日時点)で1位だったと、力強く語った。

 たしかに、最近はモバイルトラフィック量の増加でネットワークが不安定になってしまう『パケ詰まり』にイライラしてしまうユーザーの声は多い。そこで孫氏は、解消策とし実施している基地局を多数設置する「小セル化」にも言及した。基地局を増設することで、1つの基地局につきユーザー数150人を実現したこの施策は、NTTドコモでは1つの基地局につき600人、auで350人ということからも、成功しているといえる。

 続けて、21日よりスタートさせた『ダブルLTE』について説明。同サービスは、グループ会社であるイー・アクセスのLTE網(1.7GHz帯)と、従来のソフトバンクのLTE網(2.1GHz帯)が使用可能となり、スマホが自動的に混雑していないほうの回線を使うというもの。

 孫氏はこれを高速道路の渋滞にたとえ、他社が一車線で渋滞している場合、同じ混雑具合でも同社は2車線が使えることで、パケ詰まりの劇的な解消を訴えた。対応機種はiPhone 5、iPad mini、第4世代iPadの3モデル。端末側のアップデートは必要なく、バッテリーへの負担も少ないという。

 新製品発表といった通常の会見ではなく、電波状況の改善をPRするという目的で開かれた、異例ともいえる同会見。最後の取材陣からの質疑応答を含め約2時間におよび、『ダブルLTE』によるパケ詰まり問題解消への効果については「絶大です」と即答。長丁場の会見そのものが、自社の取り組みへの自信の現れだったといえそうだ。

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