2013年11月22日 11時30分

【スマホトラブル】消費者センターへの相談は「アダルトサイト閲覧者」が急増

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アダルト情報サイトに関するスマホトラブルが急増中

 iPhone、GALAXY、Xperia――スマートフォンの機種は年々増え、普及は加速。それに伴い、利用者から寄せられる関連トラブルにはどのような変化がみられるのか? そこで、ORICON STYLEでは東京・品川の国民生活センターで、消費者からの相談内容を収集している小林真寿美氏に、スマホトラブルの傾向を取材。急激に増加している案件は、アダルト情報サイトに関するものだそうで、最近では業者側からのアプローチも大胆になり、まったく身に覚えがない場合でも、直接“不正請求”の電話がかかってくることもあるという。

■アプリの“電話帳 同期機能”に要注意!

 業者がユーザーの電話番号を入手する術として活用しているのが、アプリをダウンロードする際の“電話帳との同期機能”。LINEやFacebookなどさまざまなアプリで用いられているが、小林氏によると「セキュリティソフトを導入していても同期機能を制御できず、情報の流出をストップできない」という。その機能を使っているアダルト情報サイトでは、ユーザーの意図にかかわらずダウンロードが始まってしまうと、情報が流出する仕組みとなっている。

■業者からの電話の場合、なるべく早く電話を切る

 ある日突然かかってくる請求の電話。電話口では淡々と「お支払いただけない場合は法的行為も辞さないんですよね」、「払えば個人情報を消します」と話す業者が多い。知らない番号からの電話は出ないことがベストだが、出てしまったときの対応方法について小林氏は、「実際は本人をそこまで特定できていないケースも多いため、いったん“わかりました”などと言って切りましょう」。逆なでも決め打ちもせず、時間をつくることが大切だ。

 ユーザーの承諾なくデータをダウンロードさせるのは、刑法上NG。不正指令電磁的記録強要罪として逮捕事例もある。そのため、実際にサービスを受けていない場合は「警察に言う」と伝えるか、センターに相談を。焦って支払ってはいけないということを、肝に銘じておこう。

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