2013年12月28日 10時00分

スマホCMでも『半沢直樹』争奪戦 「戦いを挑む男 vs 机バンバン」

ソフトバンクモバイル『企業ドラマ 廊下』篇 [拡大する]

ソフトバンクモバイル『企業ドラマ 廊下』篇

 今年のメガヒットドラマ『半沢直樹』(TBS系)。銀行を舞台にバンカーの生き様を描く重厚な内容が人気を博し、最終回では平均視聴率42.2%(関東地区、数字はビデオリサーチ調べ)を叩きだし、「倍返し」というセリフが流行語大賞にも選ばれた国民的ドラマだ。その人気・知名度はもちろん、俳優陣の訴求力を求め、CM業界では『半沢直樹』争奪戦が始まったようだ。現在はソフトバンクモバイルとKDDIの大手2社が新シリーズをOA中だが、“半沢特需”はまだまだ収まりそうにない。

■堺雅人、ソフトバンクCMに手応え「面白いものができそうですね」

 同ドラマで主人公を演じた堺雅人は、現在、ソフトバンクモバイルのCMに出演中。同社の社員に扮し、慌ただしく歩きながら、電話越しに部下を問いただす姿や、ライバル会社の社長に「何か不都合でも?」と詰め寄るシーンは、自分の仕事に信念を持ち、どんな相手にも物怖じせずに戦いを挑んだ“半沢直樹”そのもの。伝わってくる緊迫感と実績への自信に、画面からは並々ならぬ気迫を感じさせる。

 堺の起用について同社の広報担当者は「“型破りな男”というイメージのある堺さんと一緒に、通信業界を変えていきたいという思いを込めてご出演をお願いいたしました」とコメント。ラブコールを受けた堺は、撮影後に映像を確認した際満足そうに微笑み、「面白いものができそうですね」と自信を見せていたという。ドラマと同じ手応えを感じていたのかもしれない。

■“机バンバン”の小木曽、CMでは負けない! 敵役・緋田康人は鬼刑事に

 『半沢』で注目を集めたのは、主人公ばかりではない。敵役として“机バンバン”で話題を集めたのが、怪優・緋田康人だ。KDDIの新CM『auスマートパス「取調室」』篇では、ドラマで部下をとことん追い詰めた小木曽次長さながらの気迫で、鬼刑事として出演している。

 緋田は、同社のCM担当者からの「“半沢直樹”で非常に注目されたこともあり、その演技力でインパクトの強い表現を行って頂きたい」というオファーに、出演を決定。今回が14年ぶりのCM出演となったが、「だいたいコンビニでスイーツがタダでもらえるわけないだろ!」と森三中を責め立て、同社CMらしいコミカルさも織り交ぜながら、迫力のあるシーンに仕上がっている。

 両CMともに『半沢直樹』に出演した名優の鬼気迫る演技が見もの。このドラマをきっかけに、CMでもより見応えを追求する時代がやってきたのかもしれない。ドラマ終了からすでに3ヶ月が経つが、“半沢”ブームはまだまだ終わりそうにない。

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