自動車保険特集

自動車保険の長期契約ってお得?知っておきたいその内容とは

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 最近の自動車保険では、保険期間を1年間とする1年契約が主流ですが、実は保険会社によっては、保険期間が3年間などの長期契約も存在します。保険契約では、同一の保険会社であれば、長期契約ほど保険料が割安になることが一般的ですが、自動車保険の場合は事故の有無により変動する等級制度が関係するために、少々複雑になっています。では、自動車保険の長期契約とは、どのような仕組みになっているのでしょう。1年契約と比較してどのような違いがあり、また、実際のところどちらがお得なのでしょうか。その疑問を少しでも解消できるよう、メリット・デメリットを含め、注意したい点や知っておきたいことなどをわかりやすく解説していきます。

自動車保険の長期契約とはどのようなもの?

 自動車保険における長期契約を取り扱っているのは、主に損害保険代理店です。ほとんどのダイレクト型の保険会社では長期契約の取り扱いはありません。損害保険代理店の商品でも、特約の有無によって加入できる期間の上限が決まっていたり、また長期契約の引き受けそのものについて審査が必要になったりする場合もあります。払込方法は一括払、年払、月払など、保険会社によってさまざまです。また、車のクレジットと同時に契約する自動車保険も存在します。

 長期契約の最大の特徴は、基本的に契約期間中の等級が変わらないということです。保険料も加入時に算出されており、等級別料率や保険料率の影響を受けません。トータルの保険料で比較すると、事故がなかったと仮定して1年契約を重ねた場合とほぼ同額か、もしくは一括払の長期契約に関しては若干安くなる程度の商品がほとんどのようです。ただし一部の商品では等級変動型を採用しており、その場合は1年契約よりも、平均すると2%ほど安くなることが多いようです。

自動車保険の1年契約と長期契約の違いは?どちらがお得?

 では1年契約と長期契約では、具体的にどのような違いがあるのでしょう。長期契約のメリット・デメリットをまとめてみました。

・メリット

・ほとんどの商品では、契約期間中に等級ダウン事故が起きても期間満了まで等級が変わらず、保険料も事故の影響を受けない。
・毎年の更新手続きの手間が省ける。
・1年を超える契約の場合、クーリング・オフ制度が利用できる。
・保険の始期時点の免許証の色でゴールド免許割引が適用できるため、もし契約期間中にブルー免許に更新したとしても、期間満了まではゴールド免許割引を適用できる。

・デメリット

・商品の改定があっても改定内容が反映されない。
・一般的に割安な保険料であるダイレクト型自動車保険では、取り扱いがほとんどない。
・契約期間中は等級や保険料が変わらない反面、事故で複数回保険を使用してしまうと、次契約で等級が大きく下がる可能性があり、保険料の急な上昇で家計負担が一度に増えることになる。

 もし1年契約のデメリットを挙げるとすれば、毎年の更新手続きが少々煩わしく感じられることかもしれません。ただし、反対に考えれば、毎年の更新手続きによって補償内容の見直しをできる点が、いちばんのメリットだとも言えるでしょう。
 
 また、長期契約の期間設定は各保険会社により異なりますが、2〜3年から最長で7年という長い期間のものも存在します。今後、自動車保険料が損害率の上昇などにより毎年引き上げられた場合には、長期の契約期間であればあるほど、その値上がりリスクを回避できる可能性があります。一方で、1年契約であれば毎年の更新時に見直すことができるため、長期契約にすることで見直す機会を逃がしてしまうかもしれません。

 このように、さまざまな要因によってどちらが得なのかは変わってくるため、それぞれの状況に合わせて、賢く選択することが必要です。

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自動車保険の長期契約で万が一、事故が起きてしまったらどうなる?

 ほとんどの長期契約の場合は、もし途中で保険事故が起きても、その契約期間中の等級は変わりません。例えば3年契約であれば、1年目に事故を起こしたとしても、2年目3年目の等級には事故は反映されず、3年間同じ等級のままです。保険料も変わらないので、お得に感じるかもしれません。しかし、影響を受けるのは、満期後の契約です。今回の契約で事故があった場合には次契約に事故有(あり)係数が適用されます。そのため、以前の等級ダウンだけの頃と比べると、より保険料に事故が反映されるようになります。

 20等級だった場合の1年契約と、等級固定型の長期契約における等級の変化を見てみましょう。もし3等級ダウン事故が1件の場合、1年契約は、等級ダウンとともに3年間の事故有係数を適用後、4年後に事故有係数なしの20等級(63%割引)に戻ります。しかし、3年契約の場合は、3年後の継続契約では事故有係数適用の19等級のため、割引率が42%しかありません。その後、1年契約に切り替えたとしても、長期契約のそのままの等級で継続したとしても、およそ2年間は事故有係数を適用されます。

 しかし、6年間の長期契約の場合は、もし3等級ダウン事故が1件起きたとしても、次の継続契約に事故有係数は適用されません。この場合は、1年契約よりも、長期契約の方がトータルで計算するとお得になる可能性があります。

 このように、1年契約と長期契約のどちらがお得かということは、ケースバイケースであり、一概には言えないのです。

もし長期契約を途中でやめたいときはどうすれば?

 自動車保険の長期契約を途中で解約したいとき、最も重要になるのは解約日です。解約する日を、その保険の始まった日と同月同日、いわゆる始期応当日に設定することが大切です。長期契約でも、等級は1年契約と同じように1年間で換算されるため、例えば長期契約を開始からちょうど1年後に解約し、次の契約にそのまま継続した場合、事故がなければひとつ上の等級で契約できます。これを、1年経たずに中途半端な時期に解約してしまうと、次契約でも同じ等級のままということになってしまい、等級が進むのが遅れてしまう場合があります。

 また、前契約を解約して新たに契約する場合にもうひとつ気を付けたいことは、必ず解約日と同日から契約をすることです。もし、間が空いてしまうと、保険補償のない空白期間ができるリスクの恐れがあるばかりでなく、空いた日数によっては等級を引き継げなくなることもあります。解約は先日付(さきひづけ)で手続きが可能ですので、少し余裕をもち、解約と次の契約の加入手続きがスムーズに行えるようにしましょう。

 自動車保険の長期契約は、事故があっても等級や保険料が変わらないなど、一見するとメリットが多いように感じられます。特に車の補償内容に変更の予定はなく、毎年の更新手続きをできるだけ省略したいと考えている方にとっては魅力的かもしれません。ただし一旦契約してしまうと、途中での解約はそれなりに手間がかかり、リスクも伴うため、安易な契約締結は避けたいものです。

 長期契約を候補とする場合には、きちんと内容を理解し、代理店などで確認をすればより安心です。自分に合った少しでもお得な自動車保険を探すためにも、幅広い契約内容で比較検討してみることをお勧めします。

(2017年4月現在)

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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