2015年08月22日 10時10分

住宅ローン、「マイホーム購入」前に知るべき“3つのこと”

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「マイホーム購入」前に知るべき“3つのこと”とは?

 「マイホームがほしい」「いつか買いたい」と夢見る人は多いはず。マイホームの購入は、ほとんどの人にとって人生で最も大きな買い物になる。それゆえ、長期にわたって住宅ローンでお金を借りることになるのだが、事前にぜひ知っておくべきことが3つある。今回は、それについて触れていこう。

【1】「今支払える」ではなく「将来にわたって支払える」金額で考える

 購入する物件が決まり、住宅ローンの返済期間や金利などが決まると、自動的に月々のローン返済額がわかる。「毎月これくらいの金額なら返済していけるかな」と思うかもしれないが、注意が必要。なぜなら、35年のローンであれば、基本的にこの金額の返済がずっと続くからだ。

 例えば、今後転職して収入が下がるケース、夫婦共働きだったのが、子どもが生まれて妻が仕事から長期間離れるケース、子どもを小学校から私立に進ませるなど教育費にお金がかかるケース、一家の大黒柱が体調を崩して仕事を長期間休むケースなど、30年の間には、何かしら変化があるかもしれない。

 また、月々のローン返済だけではなく、マンションなら管理費や修繕積立金が毎月必要になり、毎年固定資産税の支払いもある。収入、支出に大きな変化があっても、住宅ローンなどをコンスタントに返済していけるかどうか、しっかり見極めておく必要があるだろう。

 だからこそ、今支払える金額ではなく、「将来にわたって支払える金額か」ということを考えて、物件を選ぶようにするべきだ。

【2】将来の転勤や転職、実家に帰るなどの可能性も考える

 基本的には、長く住むつもりで購入したはずのマイホーム。ところが、転勤や転職、実家の親や祖父母が体調を崩して介護が必要になるなど、マイホームに住み続けられない場合もあるだろう。

 その際には、マイホームを売却するか、賃貸に出すことになるため、物件を選ぶときには、将来いい“借り手”や“買い手”がつくかを合わせて考えておく必要がある。

 人気のエリアや駅から近い物件、ニーズが多い間取りであれば、借り手や買い手が現れやすく、より自分の希望に近い金額に届くだろう。ところが、借り手や買い手がつかなければ、金額を泣く泣く下げることになったり、引っ越しに手間取ったりすることもある。

 物件を選ぶ際には、「借り手や買い手がつきやすいか」というチェックも重要だ。

【3】変動金利に要注意! 基本的には“固定金利”

 住宅ローンには、大きく分けて“変動金利”と“固定金利”の2種類がある。変動金利は、最初は金利が低いと感じるかもしれないが、半年ごとに金利が見直されるため、少しずつ金利が上昇していく可能性もある。金利が上昇していけば、その分返済額が増えることになるので要注意だ。

 固定金利は、最初から最後まで金利が変わらないため、変動金利に比べると最初は多少金利が高くても、20年後、30年後のことを考えると、トータルの返済額は抑えられる可能性がある。

 現在は、超低金利の時代。目先の金利の低さにつられて変動金利を選ばず、将来のリスクも備えて、固定金利を選んでおくことも検討すべきだろう。

 以上、マイホームを買う際に、知っておきたいことを3つ紹介した。物件選びでは、ついつい第一印象や住みやすさなどの“イメージ”が先行しがち。だが、一生の買い物なので、長い目で考えて、じっくり選ぶようにしよう。

(ライター:西山美紀)

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