2015年10月15日 09時30分

【住宅ローン】審査の重視点はどこ? 購入までの流れも紹介

マイホーム購入時の「本審査」はどこを重視? [拡大する]

マイホーム購入時の「本審査」はどこを重視?

 「マイホームが欲しい」と思ったら、はじめに考えてしまうのが「お金」の心配だ。マイホームを購入する際は、頭金とあわせて住宅ローンを組むというスタイルが定番。では、マイホームを手に入れるまでには、そもそも「物件が先なのか?」「ローンが先なのか?」迷ってしまいがちだが、ここで詳しく解説していく。

 一般的な住宅購入と住宅ローンの審査の大まかな流れは以下の通りだ。
【1】物件の予算を決める
【2】物件について戸建てか、マンションか、タイプを決める
【3】戸建ては工事請負契約の締結、購入は売買契約の締結が必要
【4】住宅ローンの審査(本審査)
【5】住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約兼抵当権設定契約)
【6】登記や権利関係の手続き
 この流れを見れば、マイホーム取得までの道のりが把握できる。

 気になる住宅ローンの本審査は、購入する物件が決まってからとなる点。ここで抑えておきたいポイントは、購入の契約を交わし「工事請負契約書」や「売買契約書」の写しがないと住宅ローンの本審査を受けられないことだ。せっかく購入したい戸建てやマンションが決まったのに、いざ住宅ローンの本審査という時に審査が通らなかった、となってしまっては残念な結果になる。

 だが、【2】で購入する物件が決まれば、【3】の契約の前に「住宅ローンの事前審査」を受けることができるのだ。物件が決まったら、できるだけ早くこの事前審査の申し込みをしておきたい。事前審査には本人確認書類や源泉徴収票などのコピーが必要になるので申し込みの時点で揃えておこう。

 ただし、ここで1つ注意点がある。事前審査はあくまで事前審査であり、本審査ではない。事前審査が通っても本審査が通るという確約ではないので安心は禁物だ。

 では、金融機関は審査の際にどんな項目をみているのだろうか? 国土交通省「平成26年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」では、長期・固定金利の住宅ローンなどに関する融資審査項目は、完済時年齢、借入時年齢、返済負担率、担保評価、健康状態、勤続年数、年収が上位項目となっている。大まかな基準については各金融機関のホームページなどに記載があるので参考にしてほしい。

 どちらが先かの話に立ち返ると、どんな物件を購入するのかが決まらないと住宅ローンの審査は受けられない。つまりは「物件が先」なのだ。

 マイホームは人生において大きな買い物であり、夢の実現でもある。物件が決まったら、まずは住宅ローンの事前審査を受けるための時間と気持ちの余裕を持ちたいもの。そのためにも、返済計画をしっかり考慮したライフプランニングは欠かせないだろう。
*審査項目は複数あるので基準審査の結果、希望にそえないことがある。

<記事/江原さとみ>
ファイナンシャル・プランナー、FPオフィスなでしこ代表(http://www.fp-nadesiko.com/)。女性がしあわせな人生を選択できるためのマネーセミナー『働く女性の貯蓄術セミナー〜じぶん年金をつくろう〜』は、年金や貯蓄など丁寧かつわかりやすい講義が人気を呼び、受講者は150人を超える。また、コラムの執筆やFP相談業務も積極的に行っている。

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