住宅ローンの「金利優遇」って何? 意外と知らない“仕組み”を解説

ほとんどの銀行が取り入れている「金利優遇」。その仕組みをFPが解説! [拡大する]

ほとんどの銀行が取り入れている「金利優遇」。その仕組みをFPが解説!

 住宅ローンの金利は「基準金利」を元に決められる。この基準は銀行が独自に定めるため、それぞれで異なるのが特徴だ。そこから所定の金利を差し引き、実際に借り入れるときに適用させる制度を「金利優遇」といい、ほとんどの銀行が取り入れている。今回は、この仕組みについて解説していこう。

■金利優遇の例

 例えば、基準金利2.6%で優遇が1.5%であれば、「2.6%−1.5%=1.1%」で、適用されるのは1.1%となる。優遇金利には、だいたい1.5%前後〜1.8%前後の幅があり、「頭金を一定割合以上入れられるか」「口座を給与振込用に指定できるか」など、銀行が定める条件に沿うか沿わないかによって決まる。具体的にWebサイトで確認できるところもあるが、直接問い合わせないとわからないケースもあることは覚えておきたい。

■タイプは2つある

 金利優遇は、期間によって2つのタイプにわかれる。「当初期間優遇金利」と「全期間優遇金利」だ。

・当初期間優遇金利タイプ
 返済期間のうち、当初の優遇は手厚いが、一定期間を経過したら小さくなるタイプ。例えば、「最初の5年間は基準金利から−1.8%、6年目より同−0.8%」といった場合だ。返済期間が短い人や大きな優遇を受けた後に借り換えを検討したい人などに向く。

・全期間優遇金利タイプ
 借入期間中、ずっと変わらない金利優遇を受けられるタイプ。例えば、借入期間30年で金利優遇が−1.0%であれば、30年間、基準金利から−1.0%の金利が適用される。返済期間が長い人や返済額が途中で増えると困る人などに向いているだろう。

 住宅ローンは返済が長期にわたるので、わずかな金利の違いでも影響は大きい。借り入れるときは、より有利な優遇を受けられるのはどの銀行か、比較検討することが大切だ。

【文/今関倫子】
ファイナンシャル・プランナー。外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナーを目指し、資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性のお客様から年間のべ200件以上の個人マネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FP Cafe登録FP。

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