三菱自、2012年末で欧州生産終了

　三菱自動車は6日、欧州の自動車生産拠点であるネザーランド・カー・ビー・ブィ（オランダ・ボーン市）での車両生産を2012年末で終了させ、2013年以降の新たな生産車両の投入をしないと発表した。同社はその理由について「自動車事業を取り巻く大きな環境変化の中で、生産事業を活用する見通しを立てることができなかった」としており、今後、欧州向けには日本やタイから製品を提供していく。

　オランダの同工場は1991年に三菱自動車、スウェーデンボルボ、オランダ政府の三者合弁事業としてスタート。2001年3月に三菱自動車が全株式を取得した。現在欧州向けに『コルト』の生産と、『アウトランダー』のノックダウン生産を行っているが、両車とも12年末で生産を終了させる。

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