2012年09月04日 11時24分

逆走車の危険を再現、JAFが動画を公開

JAFがホームページ上で公開中の高速道路上で逆走車に遭遇した状況の再現映像 [拡大する]

JAFがホームページ上で公開中の高速道路上で逆走車に遭遇した状況の再現映像

 バッテリー上がりやキー閉じ込みから、車が故障した場合の応急処置、修理工場までのレッカー移動など、自動車に関わるサポートを行うサービス“ロードサービス”。今や自動車保険各社がこのロードサービスを充実させ、さまざまなオプションを付帯させることで他社との差別化を図っているが、ロードサービスの元祖といえば一般社団法人日本自動車連盟(JAF)を思い浮かべる人も多いだろう。そのJAFが、高速道路上に逆走車がある状況を再現した動画を作成し、現在ホームページ上で公開している。

 JAFは今回、高速道路上での逆走車による事故が毎年発生していることから、NEXCO中日本の協力のもと開通前の高速道路を使って逆走車に遭遇した状況の再現映像を収録し、公開。逆走事故の危険性や事故を回避するポイント、遭遇した際の注意点を明らかにしている。さらに、過去の事例から逆走事故が起きやすい場所や原因についても解説しているほか、サービスエリアなどに設置されている逆走防止装置などの防止策を紹介してドライバーに注意を呼び掛けている。いつどんなふうに巻き込まれるかわからない自動車事故。常に色々な想定をしておくことが大事だといえるだろう。

 ちなみにJAFは、今年のお盆期間のロードサービス出動件数についても発表。もともとお盆期間は平常時より救援依頼が多く、とくに高速道路では平常時の2倍にのぼるという。JAFの発表によると、今年のお盆期間(8月11日〜15日)の平均出動件数は1日8857件で、7月の同6685件に比べ約3割増だった。しかし、昨年よりは全国的に減少。一般道路は前年比93.9%、高速道路は同87.2%で、とくに関東エリアでは前年を大きく下回った。また、関西エリアでは、8月14日未明に発生した近畿地方の集中豪雨により、一時冠水による依頼が多く寄せられたとの情報も発表されている。

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